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淵の王 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2017/11/29 |
| JAN | 9784101186382 |
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淵の王
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
背後霊のような存在による二人称小説。 3話に分かれていて各話の主人公がこの世ならざる闇と対峙する。明確には語られないけれど大元のところで各話は繋がっているように見受けられる。 日常が徐々に異常な方へずれていく展開なので、各話の最初らへんは平穏な日常パートが続く。話し言葉による会話が多く、上手いから読めるけれど、だんだん、こういう文章をわざわざ小説で読みたいわけじゃないんだよなあ、という気持ちになっていった。これは好みの問題。 1話は人怖。 2話は恐怖心が怪異を招く。 3話は怪異との対決。 一番怖かったのは2章。存在しない屋根裏部屋の記憶。どうしても終わらせられない物語。 ストーリーよりも描写が気味悪くて印象に残る。 最後まで語り手も怪異も正体が判然としないのでスッキリしない。
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読み出すと止めることができなくなるほどの勢いがあった. 読んだという読まされたと言った方がしっくりくると思う.悪い意味ではなく. 内容としては、常に主人公と共にいた存在は次の話の主人公なのかなと.
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どうしてなのか自分でもよく分からないけど、読み終わった後しばらく心に居座り続ける本がある。これもそうだった。 話は3つに分かれていて、それぞれの主人公を見守る『何か(もしくは誰か)』が物語を語る珍しい二人称の小説。 色々な解釈の仕方があるだろう。こういう不思議な掴みどころのな...
どうしてなのか自分でもよく分からないけど、読み終わった後しばらく心に居座り続ける本がある。これもそうだった。 話は3つに分かれていて、それぞれの主人公を見守る『何か(もしくは誰か)』が物語を語る珍しい二人称の小説。 色々な解釈の仕方があるだろう。こういう不思議な掴みどころのない話は。 『これはこうだからこうなのだ』というほとんどの人が辿り着くような明確な結論はなく、悪意の近くに吸い寄せられるように現れるブラックホールのようなものの正体も、そしてその空間をいったりきたりする裸の男が誰なのかも分からない。 文章なのにそれらはわたしの頭の中でビジョンとして居座り続けるから、ついついそのことについて考え続けてしまう。 自分のやりたい道を迷わずに、ずんずん進んでいく人の物語を読むのは、とっても気持ちのいいもんだ。例えそれが、ところどころ身震いするような恐ろしい話だったとしても。
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