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本物の読書家
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/11/24 |
JAN | 9784062208437 |
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商品レビュー
3.8
10件のお客様レビュー
乗代さんの本を全部読もうと思い、2冊目。中編二つあるが、特に「未熟な同感者」にぐっとくる。書くこと、読むこと、がテーマになるのはいつもなのだろうか。サリンジャー、ボヴァリー夫人、など引用されつつゼミが舞台で、文系ゼミの鬱屈と楽しさを思い出す。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川端康成の『片腕』を代作した大叔父上を老人ホームに送ろうとする『本物の読書家』、サリンジャーを読むゼミでの怪しい教授と美少女を描く『未熟な同感者』。どちらも教養溢れてすごいけれど、後者は「書く」こと「読む」ことの意味を哲学的に考察するような文章の引用が多くて論文みたいで難しかった。頭を手淫して文章を射精させる。
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2021年1月11日読了。 電車に乗る主人公と大叔父、そして乗り合わせた男。 3人で展開される、三谷幸喜的とも言える1シチュエーションもの。 “読書家”の定義や使い方が面白い。 乗り合わせた男も独特で、「エロ事師たち」のスブやんを思わせる喋り口。 「川端康成からの手紙」を入り口...
2021年1月11日読了。 電車に乗る主人公と大叔父、そして乗り合わせた男。 3人で展開される、三谷幸喜的とも言える1シチュエーションもの。 “読書家”の定義や使い方が面白い。 乗り合わせた男も独特で、「エロ事師たち」のスブやんを思わせる喋り口。 「川端康成からの手紙」を入り口と引っ張りに独自の展開を見せる個性的な世界観。 ●P19 ●P65 ●P104 ●P121
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