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金曜日の本
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金曜日の本
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商品レビュー
4.1
24件のお客様レビュー
吉田篤弘さんの12歳までの自叙伝的エッセイ。 エピソードがトツトツと語られていく。ホントに間の繋ぎがなく、ポツリポツリと進んでいく… 吉田さんの本は、すごくリラックスして読める。精神安定剤のような…心の奥がじんわり温かくなる…そんな文章…風景、心情、人物がすぐに現れて… まず...
吉田篤弘さんの12歳までの自叙伝的エッセイ。 エピソードがトツトツと語られていく。ホントに間の繋ぎがなく、ポツリポツリと進んでいく… 吉田さんの本は、すごくリラックスして読める。精神安定剤のような…心の奥がじんわり温かくなる…そんな文章…風景、心情、人物がすぐに現れて… まず、「金曜日の本」ってタイトルがイイ。 相変わらずの挿し絵もイイ。 たった125ページなのに、そして、もちろん生きた全ての出来事を書いてるわけではないのに、吉田さんの少年時代がありありと浮かび上がってくる。 本好きで、壁新聞をやってみたり、日記を書いていたり、詩を書いていたり… 小説家になる人は、須く、多読、アウトプットもたっくさんやってるよなぁ 親戚のおじさんおばさんたち、友達たち。吉田さんが出会ってきた人たちが、小説作品に出てきたキャラクターの原点なんだなぁと感じた。 「神様のいる街」(高校生から大学生くらいの自叙伝)と同様に吉田篤弘小説ファンには、たまらない一冊だ。 読む順番が逆になってしまったけれど、それはそれで、遡っていく感じも楽しめたかな。 人生には小説的要素が多分にあるんだなぁと感じた。おそらく誰の人生にも…
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吉田篤弘さんの子ども時代の思い出が語られます。実体験ということですが、読むにつれて、あの物語、その小説に登場した、心がほっこりする場面が出没して、ハッとします。吉田さんの、古き東京への懐かしさが、物語の世界とつながっているのですね。都会ではなく、田園地帯で生まれ育った私ですが、私...
吉田篤弘さんの子ども時代の思い出が語られます。実体験ということですが、読むにつれて、あの物語、その小説に登場した、心がほっこりする場面が出没して、ハッとします。吉田さんの、古き東京への懐かしさが、物語の世界とつながっているのですね。都会ではなく、田園地帯で生まれ育った私ですが、私の懐かしさとも確かに通じていると感じました。
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914.6 「仕事が終わった。今日は金曜日。明日あさっては休みで、特にこれといった用事もない。つまり今夜から日曜の夜まで、子どものころの「放課後」気分で心おきなく本が読める! ――小さなアパートで父と母と3人で暮らした幼少期の思い出を軸に、いつも傍らにあった本をめぐる断章と、読書...
914.6 「仕事が終わった。今日は金曜日。明日あさっては休みで、特にこれといった用事もない。つまり今夜から日曜の夜まで、子どものころの「放課後」気分で心おきなく本が読める! ――小さなアパートで父と母と3人で暮らした幼少期の思い出を軸に、いつも傍らにあった本をめぐる断章と、読書のススメを綴った柔らかい手触りの書き下ろしエッセイ集。」 子どもの頃の僕は、「無口で」「いつも本を読んでいた」と周りの大人は口を揃える―小説家にして装幀家の、忘れがたい本をめぐる断章と、彼方から甦る少年時代。何度でも、どのページからでも読み返したくなる澄んだスープのような16の随想。文庫化にあたり、新規書き下ろしエッセイ「九人のおじさん」を特別収録。 目次 路地裏の猿 架空バス 夕方の手品師 舞台袖 ポータブル・レコード・プレイヤー 蛇口とヘビイチゴ ブレーキのない自転車 赤鉛筆 ピザを水平に持って帰ること 枕の下のラジオ〔ほか〕
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