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死体展覧会 エクス・リブリス
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2017/10/25 |
JAN | 9784560090534 |
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死体展覧会
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商品レビュー
3.5
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作品紹介・あらすじ 現代アラブ文学の新鋭が放つ鮮烈な短篇集 アラビア語版がヨルダンで直ちに発禁処分を受け、ペンギン社から刊行された英訳版がPEN翻訳文学賞を受賞した、イラク出身の鬼才による14の短篇集。 「死体展覧会」:人を殺し、その死体をいかに芸術的に展示するかを追求する...
作品紹介・あらすじ 現代アラブ文学の新鋭が放つ鮮烈な短篇集 アラビア語版がヨルダンで直ちに発禁処分を受け、ペンギン社から刊行された英訳版がPEN翻訳文学賞を受賞した、イラク出身の鬼才による14の短篇集。 「死体展覧会」:人を殺し、その死体をいかに芸術的に展示するかを追求する謎の集団。その幹部である「彼」は、新入りエージェントの「私」に心得を説く。「我々は狂信的なイスラーム集団ではないし、非道な政府の手先でもない」。そして「彼」は、〝陳腐な人道的感情〟に感染したあるエージェントの末路を語りだす……。 「アラビアン・ナイフ」:僕たちは「ナイフの術」で結びついた仲間だ。4人は目の前のナイフを忽然と消すことができ、ただひとり僕の妻だけが消えたナイフを取り戻すことができる。ナイフはこの国を覆う残虐さの象徴なのか? 謎はいっこうに解けぬまま月日は流れ、ある日、消息不明になっていた仲間の最期を知る男が訪ねてくる……。 独特の奇想が悪夢のように展開し、どれも忘れがたい幕切れを迎える。イラク戦争をめぐる文学において、米国の作家とはまったく異質な感性が登場したと高く評価され、20以上の言語に翻訳されている。作家は1973年バグダッド生まれ、現在はフィンランド在住。 ***** バグダッド生まれで現在はフィンランド在住の作家による14篇からなる短篇集。 空想話から虚実入り乱れたもの、ドキュメント風から寓話風のもの、と様々あるのだけれど、そのどれにも理不尽な暴力が前面に押し出されている印象。読んでいて楽しくはない。 これがイラクの現実なんだな、と短絡的に分かった体をすることもできないし、かといって全くの作り物じゃないか、と現実から目を背けるような態度も取れない。とてももどかしい気持ちにさせられた。いずれにしても読んでいて楽しくはない。
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イラクはこんな状況なのか、だったのか、暴力が当たり前の世界と今自分のいるところとのあまりの違いに驚く。精神的なものか、そうでないのか、区別がつかないぐらいの世界観で、この世界の向こう側みたいなところは村上春樹にちょっと似てるかも。
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混乱のイラク出身作家の作品なだけあって、暴力と死の描写に容赦がないです。 しかし、死と汚泥の中に幻想的な詩情があり不思議な感じ。 基本一人称で進むのに、作中劇や時間の跳びがあるので、そこが読みにくかったです。
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