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街と山のあいだ
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街と山のあいだ

若菜晃子(著者)

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街と山のあいだ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KTC中央出版
発売年月日 2017/09/01
JAN 9784877587673

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商品レビュー

4.2

34件のお客様レビュー

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2025/01/11

読み終わった時に心が澄んだ感覚になる優しい本だった。 同じ景色を見ていても、それぞれが思うことは違う。この本を読んでいると、山に登るということは、自分を洗練させていくということなのかなと思ったし、私もそういう経験を重ねていきたい 山に向かう途中で読みたい、そんな本。

Posted by ブクログ

2025/01/06

年末に京都を訪れて、セレクト系の本屋さんめぐってました。 まずは一条寺にある人気のラーメン店「高安」に行こうと開店1時間前に着いたのですがもう5名ほど並んでいたのでとりあえず並んでいたら30分もすると50名ほどの列に成長してました。京都の人無茶ラーメン好きみたい。そこから南へ歩い...

年末に京都を訪れて、セレクト系の本屋さんめぐってました。 まずは一条寺にある人気のラーメン店「高安」に行こうと開店1時間前に着いたのですがもう5名ほど並んでいたのでとりあえず並んでいたら30分もすると50名ほどの列に成長してました。京都の人無茶ラーメン好きみたい。そこから南へ歩いてすぐのところにあるのが恵文社、雰囲気の良い本屋さんなんですが暖系統の照明使っているので小さな文字が読めなかったのですけどそこで見つけたのがこの本でした。「人生に山があってよかった。」って帯が目にとまり装丁がとにかく良い感じで天の部分が切りそろえてなくギザギザしてるところが味があって気に入ってしまいました。 山と渓谷で編集の仕事についていろんな山に登られた若葉さんのエッセイ集でしたが、持っているだけで幸せな気分に浸れる1冊でした。 内容はもう少し味わい深く情景が伝わってくる感じだとさらにグッとくるのですが1つ1つのエピソードが短く読みやすい文体です。このひと最初に負の感情を吐き出して最後に賛同する感じでまとめているのですが、そこらの変化がなんだか引っ掛かりましたけど、まあ感じ方や表現方法はひとそれぞれですよね。 満月の本店にも寄って阿闍梨餅も買いましたので読書の合間にいただいて年末は至福に過ごしましたww

Posted by ブクログ

2024/09/19

なんてキレイな感性。きっとこの人と話していたら、とんでもなく心地良いんだろうな、という雰囲気を何度も感じながら読み進めた。どことなく心地良く感じるのは、山の話を読みながら、山の空気が想像できるから、というのももちろんあるのかもしれない。でも、それだけではないと思う。 岩の上に寝...

なんてキレイな感性。きっとこの人と話していたら、とんでもなく心地良いんだろうな、という雰囲気を何度も感じながら読み進めた。どことなく心地良く感じるのは、山の話を読みながら、山の空気が想像できるから、というのももちろんあるのかもしれない。でも、それだけではないと思う。 岩の上に寝転んで、空に吸い込まれそうになる感覚のこと。月に吸い込まれそうになる感覚のこと。街の空と山の空はつながっていて、あの人もどこかで同じ夕陽を見ているんじゃないかということ。 空、かぁ。そういえば最近、見ているようで見てない。 子どもたちを保育園に迎えに行く前に、信号で引っかかってしまった。チッ、渡れなかった!と思ったけど、ふと振り返ったらキレイな夕焼け雲だった。著者が引用していた串田孫一の詩を思い出す。こんな顔をしていたら、夕陽に申し訳ない…。私もたいしたことではないけど、気づくとまぁまぁ抱えているものはある。軽く泣きそうになった。 景色だけでなく、人のこともよく見ているなぁ。山でたまたま会った人や、電車でたまたま会った人も。 「山がある人生でよかった」 私も山の近くの職場にいたときは同僚とよくハイキングに行った。スポーツジムで知り合った人に誘われて行ってた時期もあった。ただ、私にとってはいつも「誘われたら行く」程度のことで、自分から積極的に行こうとしていたわけじゃなかった。「山は一人で行っちゃいかん」と父に子どものころ言われた言葉がひっかかっているのだと思う。 父のせいにするわけではない。単純に私がのめり込めなかっただけだと思う。 何か、これがあってよかった!と思えるものを持っている人は羨ましい。 この本、なんで読もうとおもったんだっけ?登録してたっけ?と思ってブグログを開いたら、ちゃんとメモを残していた。メモ、すぐ忘れちゃう私にとってはめっちゃ大事。 母の友2023.7月号「自然と触れ合う」の特集で、公園を散策していた著者の文章を読んですっかり気に入り、図書館で取り寄せていた。そして、何度も期限内に読めずに再貸出してもらっていた。所蔵数の少ない本らしく、次に予約が入っているマークがついているのを見て、さすがに読んで返そうと手にした。気づけばちょうど1年…。 母の友の読書メモを読み返すと、「ゆるくおやつ持ってでかけたい気分になった」と書いていた。それでいいと思う。いつまでも暑い9月が続いているけど、そろそろおやつを持って出かけたい。ひとりの時間を持つことは難しい。夫や子どものリクエストで土日の行動は決まる。だけど、来月は私のリクエストでどこか緑のある公園に行きたい。 若菜さん、お会いしてみたいし、他の本も読んでみたい。

Posted by ブクログ