商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KTC中央出版 |
発売年月日 | 2017/09/01 |
JAN | 9784877587673 |
- 書籍
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街と山のあいだ
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街と山のあいだ
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商品レビュー
4.2
32件のお客様レビュー
なんてキレイな感性。きっとこの人と話していたら、とんでもなく心地良いんだろうな、という雰囲気を何度も感じながら読み進めた。どことなく心地良く感じるのは、山の話を読みながら、山の空気が想像できるから、というのももちろんあるのかもしれない。でも、それだけではないと思う。 岩の上に寝...
なんてキレイな感性。きっとこの人と話していたら、とんでもなく心地良いんだろうな、という雰囲気を何度も感じながら読み進めた。どことなく心地良く感じるのは、山の話を読みながら、山の空気が想像できるから、というのももちろんあるのかもしれない。でも、それだけではないと思う。 岩の上に寝転んで、空に吸い込まれそうになる感覚のこと。月に吸い込まれそうになる感覚のこと。街の空と山の空はつながっていて、あの人もどこかで同じ夕陽を見ているんじゃないかということ。 空、かぁ。そういえば最近、見ているようで見てない。 子どもたちを保育園に迎えに行く前に、信号で引っかかってしまった。チッ、渡れなかった!と思ったけど、ふと振り返ったらキレイな夕焼け雲だった。著者が引用していた串田孫一の詩を思い出す。こんな顔をしていたら、夕陽に申し訳ない…。私もたいしたことではないけど、気づくとまぁまぁ抱えているものはある。軽く泣きそうになった。 景色だけでなく、人のこともよく見ているなぁ。山でたまたま会った人や、電車でたまたま会った人も。 「山がある人生でよかった」 私も山の近くの職場にいたときは同僚とよくハイキングに行った。スポーツジムで知り合った人に誘われて行ってた時期もあった。ただ、私にとってはいつも「誘われたら行く」程度のことで、自分から積極的に行こうとしていたわけじゃなかった。「山は一人で行っちゃいかん」と父に子どものころ言われた言葉がひっかかっているのだと思う。 父のせいにするわけではない。単純に私がのめり込めなかっただけだと思う。 何か、これがあってよかった!と思えるものを持っている人は羨ましい。 この本、なんで読もうとおもったんだっけ?登録してたっけ?と思ってブグログを開いたら、ちゃんとメモを残していた。メモ、すぐ忘れちゃう私にとってはめっちゃ大事。 母の友2023.7月号「自然と触れ合う」の特集で、公園を散策していた著者の文章を読んですっかり気に入り、図書館で取り寄せていた。そして、何度も期限内に読めずに再貸出してもらっていた。所蔵数の少ない本らしく、次に予約が入っているマークがついているのを見て、さすがに読んで返そうと手にした。気づけばちょうど1年…。 母の友の読書メモを読み返すと、「ゆるくおやつ持ってでかけたい気分になった」と書いていた。それでいいと思う。いつまでも暑い9月が続いているけど、そろそろおやつを持って出かけたい。ひとりの時間を持つことは難しい。夫や子どものリクエストで土日の行動は決まる。だけど、来月は私のリクエストでどこか緑のある公園に行きたい。 若菜さん、お会いしてみたいし、他の本も読んでみたい。
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知っている山は殆ど無いし知らない高原植物や鳥の名前が書かれているけれど、若菜さんの文体で情景や鳥の鳴き声が聞こえてきてとても読みやすく優しい本でした 部屋の中にいながら登山ができるそんな気分になれる本 やっぱり山っていいな (濃霧で登山した時の言葉) よく見えるのもいいけれども...
知っている山は殆ど無いし知らない高原植物や鳥の名前が書かれているけれど、若菜さんの文体で情景や鳥の鳴き声が聞こえてきてとても読みやすく優しい本でした 部屋の中にいながら登山ができるそんな気分になれる本 やっぱり山っていいな (濃霧で登山した時の言葉) よく見えるのもいいけれども、なにもかも見えなくてもいい。なにもかも見えることが、必ずしもよいことではない。見えないときにこそ、よく見えるものもある。
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若菜さんの山への親しみ方がゆったりしていてとても素敵だと思った。標高の高い山や難しい山に登るだけでなく、低山の魅力や楽しみ方を教えていただいた。 言葉の選び方、感性がすごく好きで、何度も読み返したいお気に入りのエッセイとなった。 3部作ということがとても嬉しい。 ガスで展望がな...
若菜さんの山への親しみ方がゆったりしていてとても素敵だと思った。標高の高い山や難しい山に登るだけでなく、低山の魅力や楽しみ方を教えていただいた。 言葉の選び方、感性がすごく好きで、何度も読み返したいお気に入りのエッセイとなった。 3部作ということがとても嬉しい。 ガスで展望がない場面 「よく見えるのもいいけれども、なにもかも見えなくてもいい。なにもかも見えることが、必ずしもいちばんよいことではない。見えない時にこそ、よく見えるものもある。」
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