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ねじの回転 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/08/28 |
JAN | 9784102041031 |
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ねじの回転
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商品レビュー
3.5
28件のお客様レビュー
イギリス郊外の貴族屋敷に家庭教師として雇われた「私」は、両親を亡くした眉目秀麗な兄妹と出会う。大切な教え子たちを謎の幽霊から守ろうとする「私」だが…… 怖い……色んな意味で→ 帯に「ホラー小説の先駆け」とあったのでポーの「黒猫」系かな、と思っていたら、ちょっと違った。 「怖い...
イギリス郊外の貴族屋敷に家庭教師として雇われた「私」は、両親を亡くした眉目秀麗な兄妹と出会う。大切な教え子たちを謎の幽霊から守ろうとする「私」だが…… 怖い……色んな意味で→ 帯に「ホラー小説の先駆け」とあったのでポーの「黒猫」系かな、と思っていたら、ちょっと違った。 「怖いものがある」怖さもだけど「怖いものがわからない」怖さ、むしろ「怖くないはずのものが」の怖さなんだ、ろうな……。 いや、違うのか?解釈によって色んな読み方ができそう。
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いろいろな作家、評論家が「名作」と言っているので、いつか読もうと、なるべく知識を入れないように人生を過ごしてきた。読んだときの楽しみや驚きが減るから。 題名を知ってから数十年、ついに読みました。 一回目読んだときはまだるっこしい会話や表現が多く、結末も唐突でなんだこりゃと思った...
いろいろな作家、評論家が「名作」と言っているので、いつか読もうと、なるべく知識を入れないように人生を過ごしてきた。読んだときの楽しみや驚きが減るから。 題名を知ってから数十年、ついに読みました。 一回目読んだときはまだるっこしい会話や表現が多く、結末も唐突でなんだこりゃと思ったけど、それだけではないはずと、二回目。ああ、これ「信頼できない語り手」だなと。そして、はっきりと山岸凉子の絵で再生された。 この作品が文学界に激震を起こし、物語の世界を塗り替えたのは確かだなと思った。似たような小説、マンガ、映画を読んだ、見たことがあるから。 山岸凉子で再現されたのは「ハーピー」や「スピンクス」や「ストロベリーナイトナイト」「バンシー」など、似た作品(物語る人物ではない視点から見たとき真実が明らかになる物語)を山岸作品でたくさん読んだから。孤独な独身の女性が幸せな妄想を抱いて破滅するような作品を、山岸凉子はたくさん描いていて、その雰囲気にも近い。ちょっとホラーテイストなところも。 語り手のガヴァネスの身の上は少ししか書かれていないが、田舎教師であった父が奇行を繰り返していたことがちらっと出てくる。流し読みすると見逃してしまうが、この辺りに彼女の不幸な出自が伺われるし、だからこそ裕福で見た目も良い紳士の雇い主との上昇婚を夢見たとしても不思議はないと思う。 ヒントをあちこちに散りばめてあるところも、深読みしたい読み手には嬉しいところだろう。イギリスのガッチリとした階級社会の歪みも感じる。(ガヴァネスは普通の使用人より上だが、教える子どもよりは下という苦しい立ち位置) 現代の小説をたくさん読んでいる人には今更感はあるだろうし、エンタメ作品ほどすっきりと「実はこうなんです」と示されているわけではない。読み手の解釈に任されている。でも、だからこそ、世界中の作り手たちを刺激したのではないかと思う。 読書好きなら、やはり読んでおきたい名作だと感じた。死ぬまでに読みたいと思ってたけど、読んでよかった。
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果たして幽霊は居るのか?居ないのか? 126年前に描かれた怖い話。純真無垢な子供が 不気味。見えてるの?見えてないの?謎は深まっていく。 両親と死別し、イギリス郊外の古い屋敷に暮らす聡明な兄妹。離れて暮らす伯父に雇われ、赴任してきた家庭教師である「私」。 可愛く従順な子供達と屋敷...
果たして幽霊は居るのか?居ないのか? 126年前に描かれた怖い話。純真無垢な子供が 不気味。見えてるの?見えてないの?謎は深まっていく。 両親と死別し、イギリス郊外の古い屋敷に暮らす聡明な兄妹。離れて暮らす伯父に雇われ、赴任してきた家庭教師である「私」。 可愛く従順な子供達と屋敷を仕切る事となった「私」はある日、高い塔に見知らぬ男の影を見てしまう。それは以前勤めていた使用人に似ていた。しかし、その男はすでに死んでいた。 YouTubeで知った本作。ホラー苦手な私はこれなら読めるかもと手に取った。ほど良い怖さで一気読み。いろんな解釈ができる。元祖、信頼できない語り手かも。人が一番恐ろしい。 イギリス、子供、古い屋敷には幽霊がとても似合う。めちゃめちゃ面白かった。
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