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意識の進化的起源 カンブリア爆発で心は生まれた
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 勁草書房 |
| 発売年月日 | 2017/08/11 |
| JAN | 9784326102631 |
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意識の進化的起源
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意識の進化的起源
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商品レビュー
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意識の起源は五億年以上前のカンブリア紀に遡り、大なり小なり脳はエネルギーコストかかるが適応性を考えれば生物が感覚意識や主観的経験を持つのは合理的だという主張。それはその通りだがハードプロブレム(なぜニューロン信号の集まりが意識を生じさせるか)を解決する、というのは風呂敷を広げすぎ...
意識の起源は五億年以上前のカンブリア紀に遡り、大なり小なり脳はエネルギーコストかかるが適応性を考えれば生物が感覚意識や主観的経験を持つのは合理的だという主張。それはその通りだがハードプロブレム(なぜニューロン信号の集まりが意識を生じさせるか)を解決する、というのは風呂敷を広げすぎだ。ただ注意が必要なのは、ここで議論されている意識は高次で複雑なものではなく、より原初的な感覚意識のことを言っており、この定義がまず直感的に理解が難しい。直感的には意識というものは脊椎動物の進化過程のどこかのタイミング、とくに中生代のイメージ(恐竜類や哺乳類で社会性動物が出てきた頃)で、例外的に頭足類がある印象だったが、ここでの主張は視覚を発達させた段階で情報の統一など神経回路の複雑化が必要だったわけで、その頃にまで起原が遡る。そうなると、積極的に動き回る動物は節足動物も含めてほとんど意識があることになるが、脊索動物であるナメクジウオは意識を持たない原始的な動物とされている。まずこんな生き物がいること自体知らないし、ホヤなどの被嚢類も脊索動物に含まれるというのが進化生物学分野の面白いところである。個人的にはGEBでも紹介されるジガバチの事例(獲物を毒でマヒさせて地面に開けた穴に入れて卵を産むが、獲物を入れる前に穴の中を見に行く習性があるらしく、その間に獲物をちょっと移動させると延々と穴の中を見に行く作業を繰り返す)の印象からいくと、一番進化的なハチでさえも反射に近い(意識をもって生きているというより反応-反射系システムに近い)生態だと思っている。マルハナバチに学習させるケースなども紹介されているが、虫って全然逃げなかったりもするし、原初的な意識を持ってるようには感じないが実際どうなのだろう。本書では刺激への反応や、神経構造(ニューロン数、記憶領域の有無など)、刺激から脳まで何段階まで階層があるか、などで推定する方法が紹介されているが、外部の観測者が主体の経験にアクセスできない=還元不可能だ、と本書でも言ってるので参考程度にしかならない。ニューロン数だけの比較でいくとゴキブリは100万、タコは種類によっては3億、ラットで2億、ヒトは850億とのこと。答えがなかなか見つからない難問に挑戦するだけあってテーマ自体が面白く、興味があれば読んでみるのもよいというのが全体の感想。脳の複雑な構造が創発性を生じるということに対するヒントは皆無だが、様々な自然現象に対していろいろ考えさせられた。
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■はじめに さまざまな動物の神経系や行動、そして進化や地球上の太古の生命について、最近わかってきたさまざまな知見を使って、感覚意識と動物の感性が最初に現れて「ハード・プロブレム」が生じた年代を特定しようと目論む ○5億2000万年前 カンブリア爆発 この爆発で初めて複雑な神経...
■はじめに さまざまな動物の神経系や行動、そして進化や地球上の太古の生命について、最近わかってきたさまざまな知見を使って、感覚意識と動物の感性が最初に現れて「ハード・プロブレム」が生じた年代を特定しようと目論む ○5億2000万年前 カンブリア爆発 この爆発で初めて複雑な神経系や脳、複雑な動物の行動が生じた こうした神経構造の発達にともない、単純で反射的な反応から「クオリア」や主観的感情と呼ばれるきわめて神秘的な特性に満ちた統一的な「内なる世界」の経験が進化したとき、初めて意識があらわれたのである。
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神経生物学・神経進化・哲学の三方向からの考察から、意識 の謎を解こうという著作。面白くないわけではないのだが、 専門的な内容・用語が多い上に、哲学的な論考が少なめな 印象で、今一つ理解が追いついていないのだが、専門外の 人間の読んだ正直な感想は「状況証拠だけを積まれたな」と いう...
神経生物学・神経進化・哲学の三方向からの考察から、意識 の謎を解こうという著作。面白くないわけではないのだが、 専門的な内容・用語が多い上に、哲学的な論考が少なめな 印象で、今一つ理解が追いついていないのだが、専門外の 人間の読んだ正直な感想は「状況証拠だけを積まれたな」と いう感じだった。 まぁもともと私はいわゆるハード・プロブレム自体について ピンと来ない人間だというのはあるのだろうが。
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