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散歩する侵略者 角川文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2017/07/25 |
JAN | 9784041026304 |
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散歩する侵略者
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散歩する侵略者
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
地球を侵略するために人間から概念を奪って成長する宇宙人たちと、3日間の行方不明になった後、まったく別の人格になって帰ってきた夫に不信感を抱く妻・鳴海の物語。 劇作家・前川知大が率いる劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』を、自ら小説化した作品。2017年には黒沢清によって映画化さ...
地球を侵略するために人間から概念を奪って成長する宇宙人たちと、3日間の行方不明になった後、まったく別の人格になって帰ってきた夫に不信感を抱く妻・鳴海の物語。 劇作家・前川知大が率いる劇団イキウメの舞台『散歩する侵略者』を、自ら小説化した作品。2017年には黒沢清によって映画化された。 映画でも思っていたが、宇宙人が人間から概念を奪っていくという設定がもう既に面白い。序盤の金魚を咀嚼したあと、同居する息子夫婦を殺害し、自殺したおばあちゃんの話のように《知識がない状態》でも十分怖いし、不気味。一方で、終盤の《知識を得た状態》もまた違った恐ろしさがあり、一冊の中で様々な恐怖を抱くことができる。 また概念を奪うという哲学的な物語ではあるものの、「愛」という人類誰しもに共通する普遍的なテーマを扱っており、結果としてすごく響いてしまった。映画→小説と来たので、次は舞台を見てみたい。舞台でも金魚食べるのかな。
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公開当時に映画版を視聴。 最近改めて見WOWOWの前日譚ドラマと併せて見返し、小説も読了。 ヒトから概念を奪うことで内側から乗っ取り、侵略する訳ではなく、あくまで概念を奪う行為は敵対する人類を知るためであり、侵略行為そのものは武力(?)を持って行われる。 人から概念を奪い、皮肉にも様々な感情の概念を獲得することで人間らしくなっていく地球外生命体。良い。 隣にいる大切な人が実は宇宙からの侵略者で、自分が地球の命運を握っているかもしれない時、果たしてどう行動するのか? セカイ系かもしれない。
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※このレビューにはネタバレを含みます
死んだ縁日の金魚を咀嚼するおばあちゃん――。唐突で不気味な冒頭から「どういうこと!?」と一気に引き込まれる。鳴海が愛の概念を真治に奪ってもらうというラスト、なるほど。黒澤清監督による映画も観てみたい。長澤まさみは鳴海のイメージと違うけれど。
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