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星戀 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2017/07/21 |
JAN | 9784122064348 |
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星戀
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星戀
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
星に関するエッセイや句が収録されている。時代背景は戦前の様子である。文学が現代よりも隆盛した時代だと実感する。なぜなら語彙が豊富だからだ。たとえば、「10月の夜明けに、すばる星が西に入る時に吹く風」に、「ほしのいりごち」という名前がついている。このように自然現象に言葉を与える感覚...
星に関するエッセイや句が収録されている。時代背景は戦前の様子である。文学が現代よりも隆盛した時代だと実感する。なぜなら語彙が豊富だからだ。たとえば、「10月の夜明けに、すばる星が西に入る時に吹く風」に、「ほしのいりごち」という名前がついている。このように自然現象に言葉を与える感覚をとても羨ましく思う。
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野尻抱影の、随筆に込められた星空への気持ち。 山口誓子の、17文字で語られる星への想い。 それが12月それぞれの言葉となって、まるで夜空を眺めているかのように、とても心地よい気持ちになっていく。 ちょっと疲れたな、という時にパッと開いたページを読みたい1冊。
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長く積んでいたけど、ふと手に取ってそのまま読み終えてしまった。読書ってこういうことがままある。 野尻抱影の星の本はあらかた読んでるけれど、記された絢爛な星空を見ることは(ほぼ)叶わないだろう、ということに毎度のように距離を感じる。たかだか70年なのに。 冬空の描写に力が入るのも好...
長く積んでいたけど、ふと手に取ってそのまま読み終えてしまった。読書ってこういうことがままある。 野尻抱影の星の本はあらかた読んでるけれど、記された絢爛な星空を見ることは(ほぼ)叶わないだろう、ということに毎度のように距離を感じる。たかだか70年なのに。 冬空の描写に力が入るのも好き。現代でさえあんなにまばゆいのだから、戦後すぐの頃はどんなにか壮観だっただろう。言葉を尽くす野尻抱影に対し、誓子の さいはひは寒星の座を指し得たり が、これぞ短詩のちからというふうなのも素晴らしい。
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