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源氏物語(一) 桐壺-末摘花 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2017/07/15 |
| JAN | 9784003510155 |
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源氏物語(一)
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商品レビュー
4.5
7件のお客様レビュー
何年振りかで読み返してみる。 岩波文庫版は註が現代語訳がわりになって、読みやすいですね。 空蝉、軒端荻、六条御息所、夕顔、紫の上、藤壺、末摘花と、この6帖だけで源氏のクズっぷりがこれでもかと。 読み返すたびに源氏の行状にうへーっとなる度合いが高まっていくのが面白い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
家に橋本治の源氏があるものの、今まで読んだことのある源氏は『あさきゆめみし』で、いつか・早いうちに読まねば(あまりにも全ての根幹になっているのだし)と思いつつ、手を付けてこなかった。一つには「所詮、男女の恋物語」というイメージがあり、私は好きではないだろうなと思っていたのが大きい。 今年は大河ドラマが「光る君へ」で、かつ初回から面白かったので、やはりこれは今年読むべきご縁だと思い、読みだしました。原理主義者の自分が捨てられないため、現代語訳ではなく岩波文庫で読んでいますが、圧倒的に読むスピードが遅いため、最後まで読み通せるのか今のところ自信がない笑。今年一年かかってでも読めれば、と思っている。 読んでいて面白かったのは、光源氏に対して批判的なコメントがちょいちょい入ること。光源氏はまあ憎めないところもあるが、それよりも女性たちの肖像としてそんなこともあるだろうと面白いこと。また物語として様々な「そういうの好き~~~」という仕掛けがちょいちょい入るので、例えば空蝉の由来とか、素敵すぎる、、やっぱり1000年なまじ読まれているものではないと思い、思ったより面白く、楽しめそうというのが嬉しい。ただ、時間はかかるのだけど…。 そしてやっぱり和歌のやりとりが最高なのです…。 最初の桐壺の和歌「限りとて 別るる道の 悲しきに いかまほしきは 命なりけり」はストレートに歌い上げていていきなりぐっときた。 とはいえまだ少女の紫の上に、10代とはいえ大人である源氏が、「ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の露分けわぶる草のゆかりを」と渡したのは、普通にドンびきましたが……あと夕顔が死んだときの発言も自己中心的すぎるやろ…とか思ったり、ちょくちょく冷静になれる瞬間があってよかった笑。じゃないと、超スーパーイケメンに惑わされてなんでも許したくなってしまうので笑 次の二も楽しみですー!
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《目次》 ・「桐壺」 ・「帚木」 ・「空蟬」 ・「夕顔」 ・「若紫」 ・「末摘花」 ・付図 ・解説 源氏物語の世界(藤井貞和)
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