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ベルクソニズム 新訳 叢書・ウニベルシタス1063
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ベルクソニズム 新訳 叢書・ウニベルシタス1063

ジル・ドゥルーズ(著者), 檜垣立哉(訳者), 小林卓也(訳者)

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ベルクソニズム 新訳 叢書・ウニベルシタス1063

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2017/07/20
JAN 9784588010637

ベルクソニズム 新訳

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2017/08/29

この本の構成はいたってシンプルである。「直感」という方法論にかかわる第一章のあとに、『意識に直接与えられたものについての試論』、『物質と記憶』、『持続と同時性』、『創造的進化』という、いわば編年体に従った書物の記述がなされるからである。いささか目をひくのは、通常ベルクソンの四大主...

この本の構成はいたってシンプルである。「直感」という方法論にかかわる第一章のあとに、『意識に直接与えられたものについての試論』、『物質と記憶』、『持続と同時性』、『創造的進化』という、いわば編年体に従った書物の記述がなされるからである。いささか目をひくのは、通常ベルクソンの四大主著としてカウントされている『道徳と宗教の二源泉』が一つの章をなさず、『創造的進化』の議論の展開系として描かれているだけであること、そして普通は中心的著作とみなされない『持続と同時性』に、一章が割かれていることである。それは、時間の多様性をめぐるアインシュタインとの対決が、ベルクソン的な存在論をすくいとるために決定的なものと、ドゥルーズにおもえたからにほかならないだろう。他方、生命論の倫理学的・社会学的適用にもみえる『二源泉』は、一種の応用編であるがゆえに、中心テーマからはずされたともいえる。この措置が正当かどうかは意見が分かれるところであろうが、しかしながら『二源泉』はきわめて生物主義的に展開された人間社会の議論にみえ、この構成にさほどの違和感があるわけではない。

Posted by ブクログ

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