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こいしいたべもの 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/07/06 |
| JAN | 9784167908942 |

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こいしいたべもの
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商品レビュー
4.3
77件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【あらすじ】 母手作りの、バターがとろける甘いホットケーキ。父が大好きだった、少し焦げ目がついたビーフン。遅い青春時代に食べた、夜明けのぺヤング・・・・・・。味の記憶をたどると、眠っていた思い出の扉が開き、胸いっぱいになった事はありませんか? 優しい支店でユーモアたっぷり、胸にホロリとくる22品の美味しいカラーイラストエッセイ集。 【個人的な感想】 ・潮干狩りでアースする →祖父と2人で行ったアナジャコ釣りを思い出した。私はすぐに飽きて近くの浅瀬でぷかぷか海に浮かんでいたあの夏の日。 ・父と焼きビーフン 『トラウマという言葉などない時代だった。戦争で心に傷を負っても、それを傷だと認識することもなく、生きるために必死で働かざるをえなかった。日本の繁栄の土台を作ったのは、そういう目に見えない傷を持った人たちだったのかもしれない。』 ・カレーライス、混ぜる派?混ぜない派? 『父の優しさが、反抗期の娘の目には「弱さ」に見えた。父に、もっと男らしく、強くあってほしかった。』 『本当は私、強くて男らしい人より、優しい人が好きでした。』 ・横川駅の峠の釜めし →私も今は廃線になった電車に乗ってこの釜めしを食べてみたかった、、、!販売員の方たちの深々としたおじぎを見てみたかった! ・中学受験、合格発表の日 『勝つ人がいれば、負けるものもいる。苦い涙を知った春だった。』 →自分の大学受験を思い出して泣きそうになった。悔しさ、やるせなさ、色々な感情がごちゃ混ぜになって涙が溢れるあの感じをありありと思い出した。
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かわいい装丁に惹かれて購入。 前作は「いとしいたべもの」なんですね、読みたい! 五感で楽しめるが故に、たべものと記憶はとても深い観点だな〜とおもった。わたしもnoteを始めたから、いとしいたべものと記憶について読みやすく1000文字位で書いてみようかなー
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まず、そのタイトルに惹きつけられる。漢字の「愛しい」ではなく、ひらがなの「いとしいたべもの」。前作『こいしいたべもの』から続く、繊細で柔らかな物語の予感に、ページをめくる前からワクワクが止まらなかった。 読み進めて確信したのは、これは単なる食レポではないということだ。一つのお菓子を起点に、五感をフル活用して記憶の扉を開けていく「体験」の記録なのだ。 特に森下さんの感性に深く共鳴したのが、桜餅の話だった。 桜の香りに誘われて辿り着いたのは、五十歳にして気づいた「小学校のランドセルの革の匂い」だったという。あの頃の不安と期待が混じり合ったソワソワする感覚こそが、著者にとっての「春の正体」だったのだ。私の中にも、まだ言葉にならない「モヤモヤとした懐かしい香り」がどこかに眠っている気がする。それをこれからの人生を使って解き明かしていけたら、どんなに素敵だろう。 そして、今の私の生活に最も強く響いたのが「潮干狩りでアースする」のエピソードだ。 実は今、人間関係が理由で仕事を辞めた直後なのだが、著者の「モヤモヤをどこかで晴らしたい」という切実な思いは、あまりに今の自分に重なるものがあった。 砂浜で裸足になり、足の裏からストレスを逃がしていく「アース」。 幸い、今の私は仕事を離れてスッキリとリフレッシュできている。けれど、またいつか心が波立ったときのために、森下さんが海で見つけたような「自分なりのアースする方法」を、これからの生活に取り入れていきたい。 どの物語も、最後の一文は必ず現代に戻って、心地よい「余白」を残してくれる。その余白の中で、私は自分のこれまでとこれからを静かに見つめ直すことができた。 「記憶」を慈しみ、「今」を癒やす方法を見つけること。 仕事をやめ、新しい一歩を踏み出そうとしているこの時期に、この本は美味しい食べ物を通して、大切な生き方のヒントを私に授けてくれた。
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