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ウォークス 歩くことの精神史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 左右社 |
| 発売年月日 | 2017/07/07 |
| JAN | 9784865281385 |

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ウォークス
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商品レビュー
3.7
17件のお客様レビュー
歩くことの持つ深い意味や歴史を探求する本作は、思索と創作のプロセスがどのように歩行によって影響を受けるかを描いています。著者は、歩くことが人間の知性や創造性に与える影響を、歴史的な視点や個人的な体験を交えながら丁寧に紐解いていきます。特に、歩行が自然との関わりや社会的な構造にどのように作用しているのかを考察し、女性の身体や衣服が持つ社会的な意味にも触れています。散歩の中でのモノローグや多様な風景の描写が、読者に思考の散歩を促し、歩くことの新たな視点を提供します。日常生活の中での「歩く」という行為が、どれほど多くの可能性を秘めているかを再認識させてくれる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
https://x.com/nobushiromasaki/status/2106544265765818521?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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500ページを「歩き」 、著者の歩いた風景を「読む」。この本を完読できる人は、歩くことに向いてる人かも。 歩くことについての随想であり、著者の脳内に展開された濃密な哲学ランドスケープです。約500ページの分厚いハードカバー本。広大な著者の脳内世界にある、"歩行&qu...
500ページを「歩き」 、著者の歩いた風景を「読む」。この本を完読できる人は、歩くことに向いてる人かも。 歩くことについての随想であり、著者の脳内に展開された濃密な哲学ランドスケープです。約500ページの分厚いハードカバー本。広大な著者の脳内世界にある、"歩行"という大陸のマップとも言えます。"歩く"というキーワードを太い幹として据え、哲学、文学、人類学、社会学、ナチュラリズムなどあらゆる方向へ枝葉をのばす詩的な思索でできています。 「歩くこと」を主題にした本を数冊読みましたが、それぞれに共通してることは、より高みを目指す登山とはことなり、歩くことはただそれだけで完結しているという視点です。昨今話題になっている本、『フラット登山』なんてモロにその考えを純化したものだと思います(まだ未読ですが、今後読む予定)。高みを目指さない、という点では資本主義に抵抗するような生き方やダウンシフターにも通じます。 人類史と「歩行」を絡めて書かれた箇所がありますが、「歩くこと」が効率化への反抗となり得た、産業革命以後をメインに書かれています。消費し続けなければ、勝利し続けなければならない運命を背負わされる資本主義に対する、わたしができる抵抗のひとつは、ただ歩くことかもなあ、なんてぼんやり思いました。歩くことはカウンターカルチャー的な態度なんだ!と勇気づけられたりも。 人類における歩行の起源にふれた章もあり、二足歩行を手に入れることによって、前足=腕の開放を手に入れ、それによってその後の人類は言葉に尽くせないほどの利益を得ることができた、と著者は述べます。PCやスマホをいじって今この文章を見ているあなたなら、あらためて腕・手のありがたさを深く実感できると思いますが、どうでしょうか。 宗教的観点では、巡礼という行為への著者の深い洞察を味わうことができます。他にも社会政治学を通して見ることで、デモ行進や社会活動にも触れられています。 ハイキングの起源が上流階級の庭園歩きだったという話は驚きでした。装飾的に作られた庭園は徐々に自然らしい自然に近づき、しまいには本物の自然を味わうために庭の外を歩くようになり、庶民の趣味になったと。これは勉強になりました。 歩行は「スポーツ」や「アクティビティ」とは違います。競争やスキルアップ、スポーツマンシップ的精神と無縁な、あくまで日常的なアクションでありながらも、単なる移動手段以上の趣きを含むことができます。歩くことは人生の旅路ともイメージを重ねやすいと著者も述べています。それで言うならば、みな自分の人生の巡礼者なのです。 産業化が進み、AI以上の新たなテクノロジーが開発され、さらに身体能力まで外注できるようになって、それでも新たな需要をこれでもかと作り続けるような社会になっても、歩くことは人間から無くならないで欲しいと願います。歩きたいという欲望はどんな人にも、たとえ出不精のひとでも持ち得るのではないかと私は考えます。 この本を完読できた人こそ、歩くことに向いているかもしれません。歩くことで、変わりゆく風景を読むことができる人。随想とは自分の脳内をそぞろ歩くこととも言えます。歩くことは読むこと、読むことは歩くこと。読書家はみな精神的な遊歩人で、ハイカーは肉体的な読書家なのかも。 「著者に『ポケモンGO』を語らせたら、どんな文章が生まれるかな」なんて、いらんことを考えたりしつつ読みました。時には自分の知識不足のために、文字を追うことだけに終始する難所もありましたが、なんとか約500ページのロングトレイルを終えることができ満足です。ではまた次の書物の大陸を歩きに向かいます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中表紙が浮世絵の東海道五三次の雨の坂道の図であったので、日本の旅行の事も書いてあるかと期待したが全く日本のことはなかった。多くが米国の内部のことでありたまにはパリについても書かれていたが抽象的であった。聖地巡礼の書籍を巡るものであったので、日本の読者についてはぴんとこないかもしれない。
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