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謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア 集英社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2017/06/22 |
| JAN | 9784087455953 |

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謎の独立国家ソマリランド
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謎の独立国家ソマリランド
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商品レビュー
4.4
78件のお客様レビュー
内戦、テロ、海賊といったイメージの危険な国ソマリア、その北西部にある未承認独立国家ソマリランド。 2009年と2011年の、高野さんによるソマリランド、お隣の海賊国家プントランド、そしてソマリアに行ってみたルポ。 ソマリアはテロ活動が今もあり、外務省から退避勧告が出ています。 ...
内戦、テロ、海賊といったイメージの危険な国ソマリア、その北西部にある未承認独立国家ソマリランド。 2009年と2011年の、高野さんによるソマリランド、お隣の海賊国家プントランド、そしてソマリアに行ってみたルポ。 ソマリアはテロ活動が今もあり、外務省から退避勧告が出ています。 その北西部にあるソマリランドは、まるで「天空の城ラピュタ」のような、未承認国家であり、民主的で平和を達成しているとのこと。 とても気になります。 この複雑な地域のことを、実際に潜入し、その土地の人たちの懐に入り込み、解き明かしてくれるのはさすが高野さん。 こんなにソマリアのことを、ソマリランドのことを知ることができて、驚きの連続です。 遊牧民であったというキーワードにより、モンゴルの遊牧民の本を読んで知った民族性の理解をもとに、描写されるソマリ人たちの性質がなるほどと腑に落ちました。 とにかく高野さんの観察力や描写がおもしろいです。 強い氏族制度はなかなか理解できないけれど、この氏族制度があるがゆえの、ソマリアの現状を知ることができました。 読んでも読んでも理解が追いつかないくらいの複雑な氏族の関係を、「イサック奥州藤原氏」、「ハウィエ源氏」、「東国ダロッド平氏」等日本の武士の勢力になんとか例えているのが高野さんらしくて楽しかったです。 まるで『ミャンマーの柳生一族』みたい。 ソマリランド→プントランド→ソマリア→ソマリランドと旅をしながら、なかなか私たちの知ることができない世界を知らせてくれる高野さん。 知らない価値観を知ること、知らない世界の常識を知ることで私の世界を広げてもらえていつもわくわくさせてもらっています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やはり高野秀行は最高。 いつも通り高野秀行の著作は、笑えて、驚かされ、じんわりきて、また笑う。そしてめっちゃ勉強になる。 ソマリアの現状。ざっくりソマリランド、プントランド、南部ソマリアに分かれている。一部では未だに紛争が続き、過激派によるテロもある。 同じソマリアでも、それぞれの地域がそれぞれのやり方で発展を目指している。 そして、ソマリランドにおいては、中央政府がないままに、平和で民主的な社会を作ることに成功しているという。そんなことが可能なのか? 現地で自分の目で見てみなければ納得できない著者は、危険地域も含むソマリア各地に取材を敢行する。 プントランド周辺の人たちがなぜ海賊をやるのか、しかもなぜ大して取り締まられなのか。その解説は非常に納得感があり、かつおもしろい。 ①ソマリ社会は氏族中心に回っている。 ②プントランド政府も結局は氏族の集合体でしかない。 ③金のない人間が海賊になる。 ④外国人の船を襲い、身代金を要求する。 ⑤海賊との交渉は、その氏族の長が行う。 ⑥身代金の一部から、氏族の長に手間賃が支払われる。 そもそも産業が少ないのだ。お金を稼ぐ手段に乏しい。よって、海賊行為の仲裁が国家や共同体として貴重な収入源になっており、取り締まる理由がない。海賊だけでなく、その海賊が属する氏族全体の収入になる。 (細かいところ間違ってるかもしれないけどこんな感じだった) 高野秀行のすごいところは取材力だけでない。 エピローグにおいて、そういったソマリ社会の現状(海賊行為含む)を前にして、平和で経済的に発展するためのある提案をしている。そちらもまた、ものすごく納得感がある。ここまで入れ込んで取材している人だからこそ、現実的な解決策を考えられるのだろう。 そういえば「アヘン王国潜入記」のときも、同じ感じだった。 ほんとにすごい。
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高野先生、3冊目です。 今回も面白かったです。今回の舞台はアフリカ大陸のソマリア。アフリカのツノと呼ばれている出っ張ったところですね。正直この本を読むまで国の名前をなんとなく聞いたことある…レベルでした。すみません。 国際社会的には内戦状態が続いているスタンスで、それも決して間...
高野先生、3冊目です。 今回も面白かったです。今回の舞台はアフリカ大陸のソマリア。アフリカのツノと呼ばれている出っ張ったところですね。正直この本を読むまで国の名前をなんとなく聞いたことある…レベルでした。すみません。 国際社会的には内戦状態が続いているスタンスで、それも決して間違いではないのでしょうが、こちらを読んで本当にびっくりしました。平和のカタチ、対立のカタチ。国の数だけあっていいんだと目からウロコでした。 ソマリランド、プントランド、南部ソマリアそれぞれが、自分たちに合った方式を模索し続けている。いわゆる欧米的な民主主義の形態をそのままお仕着せ的に導入するのではなく、部族の長老たちが何度も話し合って決めたと言う過程に感動しました。高野先生も仰ってますが紛争とか起こるとニュースになりますが、平和はニュースにならないので、これまで知らなかったんですね。深いです。「みんなちがって、みんないい」ですね。 続編?があるようなので、そちらも読みたいと思います。
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