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僕たちのインターネット史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2017/06/17 |
JAN | 9784750515113 |
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僕たちのインターネット史
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
1980年代から2010年代までのインターネットの言説史。 ここ何年か、(俺の加齢もあるかもだが)ネットがつまらなくなったと思っていたがその答えが書かれていた。 ネットが広告収入に依存するようになりコンテンツの質よりPV数が優先されるようになっていったためコンテンツの質が低下し...
1980年代から2010年代までのインターネットの言説史。 ここ何年か、(俺の加齢もあるかもだが)ネットがつまらなくなったと思っていたがその答えが書かれていた。 ネットが広告収入に依存するようになりコンテンツの質よりPV数が優先されるようになっていったためコンテンツの質が低下した。またコンテンツそのものよりそれを使ってコミュニケーションすることがネットの主流になっていった。 最近はネットに費やす時間を減らして読書したり散歩したり音楽聴いたり買い物に出かけたりするようにしてる。
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2020年10月28日読了。かつての「パソコン通信」の時代から、10年ごとの日本のインターネットをめぐる言説と人々の変化をたどる対談本。ウィンドウズ95発売とかADSLの搭乗とか、イベントは覚えてはいるのだが、インターネットを巡る肌感覚というか、「何を感じながらインターネットを使...
2020年10月28日読了。かつての「パソコン通信」の時代から、10年ごとの日本のインターネットをめぐる言説と人々の変化をたどる対談本。ウィンドウズ95発売とかADSLの搭乗とか、イベントは覚えてはいるのだが、インターネットを巡る肌感覚というか、「何を感じながらインターネットを使っていたか」という感覚は、10年もするとすっかり忘れているというか、実感が遠くなっているものだ、と感じる…。「世界がフラット化する」「国家がなくなる」といったフリーダム的な議論は今となっては懐かしいし「夢物語」「現実は格差と断絶を助長するだけ」と批判もできるが、当時は真面目にみんな議論していたし、インターネットに輝く未来を感じていたものだったんだよな…。過去は放っておいても忘れられたり改変されたりするものだから、記憶しておく努力、はしていかないといかんな。
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知らない言葉や出来事が多かったけど、解説がわかりやすく頭に入ってきた。インターネットの言説、つまりどのように語られてきたかの話。インターネット自体の倫理や設計から、現代ではインターネットを社会学的な視点で語ることが多くなった。それは、インターネットの大衆化を意味する。しかし、設計や倫理を考えないことは、インターネット自体の設計や倫理が間違った方向に進んだ時に気づかなくなってしまうという危険を孕む。 ・擬似同期 p.88 インターネットでみんなと同じものを見て同じ時間を過ごして同じ体験をしたいという欲望。 擬似的にでもみんなと同じものを見て同じ時間を過ごして同じ体験をしたいっていう欲望を満たす役割を持っていたのは、インターネットが生まれる前はなんだったのだろう。それともインターネットが生んだ欲望なのだろうか。 ・宮台真司の島宇宙理論 p.177 今のインターネットは島宇宙で、自分でスクリーニングしているにもかかわらずあまりにも自然に流れてくるから「これが世間なのかな?」って感じがしてしまう。 自分と同じ意見にしか囲まれないから、「俺たちは正しい」という確信が蔓延する。この島宇宙的思考はメタ認知しておくべきだなと思った。 ・文系理系の二項対立 p.226〜 文理の二項対立、インターネットの倫理・設計か社会学的視点の片方しか理解する気がない点に問題提起があった。物事の実態と現象の両方に理解がある人になりたいと思った。自分の中に「知ったかぶりな状態は好まない」という気持ちが少しあるのかも。 ・デジタルネイティブ世代 p.236 デジタルが自然すぎて、内側の設計や倫理に目が向かない。ここを考えるのはデジタルイミグラント世代の責任。
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