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真説・企業論 ビジネススクールが教えない経営学 講談社現代新書2425
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2017/05/17 |
| JAN | 9784062884259 |

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真説・企業論
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商品レビュー
4.1
19件のお客様レビュー
ビジネススクールなどで一般的に言われている経営学に対し、見る角度を変えて異を唱える内容。 例えばシリコンバレーではリスクを取って新しいことにチャレンジする若者達に、リスクマネーが入り込むことでイノベーションが生まれやすい、という一般論。これに対しては、シリコンバレーにはエリート...
ビジネススクールなどで一般的に言われている経営学に対し、見る角度を変えて異を唱える内容。 例えばシリコンバレーではリスクを取って新しいことにチャレンジする若者達に、リスクマネーが入り込むことでイノベーションが生まれやすい、という一般論。これに対しては、シリコンバレーにはエリート達が集うことでそもそも成功率は高く、カネを出す側も短期的に成功を求めるので撤退も早く、見方を変えればローリスクの仕事をしている、というもの。 その他、特にアメリカでは軍事と産業が密接に結び付き(回転ドア)、お互いの利益のために活動していることを批判的に述べている。 読みやすいし「そういう面はある」と認めつつも、本書も見方の一つであり、片方だけを支持すると本質を見失ってしまいそうだ。
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色んな企業について取り上げた一冊。 老舗の企業の方が新興のベンチャーより上というのは考えとしては理解できるものの、それではいつまで経っても新興のベンチャーは育たないと思った。
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得たもの: ーーー 日本的な人事慣習として評判の良くない「長期雇用志向」「年功序列型賃金制度」について、「イノベーションを産むために必要な人事制度」という方向性の目線を得ることができた。 企業人事を考える上でいたずらに社内での昇格降格を激しくすれば良いと言うわけでもないと言うバラ...
得たもの: ーーー 日本的な人事慣習として評判の良くない「長期雇用志向」「年功序列型賃金制度」について、「イノベーションを産むために必要な人事制度」という方向性の目線を得ることができた。 企業人事を考える上でいたずらに社内での昇格降格を激しくすれば良いと言うわけでもないと言うバランスの良い感覚を持つ一助になったように思う。 内容: ーーー 感想 ーーー 読んでいる時は「ふむふむ」と納得しながら読めた。 (1) アメリカがイノベーションを生み出し繁栄したのは軍事産業のおかげ (2)日本の「終身雇用」的な人事制度はイノベーションに必要な 「長期の濃密な人間関係」 を築く上では有効であり、必ずしも時代遅れで廃止しないといけないというようなものではない。 (3)アメリカは株主利益を偏重するがゆえに四半期(超短期)業績主義によってイノベーションの力はむしろ落ちている。 (4)日本の停滞の原因は金融政策の失敗と、(3)のアメリカ型ガバナンスを導入したことによってイノベーションが生まれなくなってしまったからだ (5)日本は長期目線でイノベーションを生み出す「老舗企業」を増やすことを目指すべきだ このような感じかと。 確かに、 「アメリカ型の超短期業績主義のガバナンス=イノベーションを生んでいる」 と短絡的に結びつけていたのでそれについては目線を変えることができた。 ただ残念なのは、そうは言っても現状、アメリカや中国の企業がどんどん売り上げを伸ばしていて、日本企業が売り上げを伸ばせていないのは事実なので、それに対して日本がどうしていくのかと言うアイデアがあまりなかったのは残念。 なんでもアメリカの経営を真似したら日本も良くなると言うことじゃないと言う目線を与えてくれた本であると思う。
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