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宇喜多の捨て嫁 文春文庫
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宇喜多の捨て嫁 文春文庫

木下昌輝(著者)

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宇喜多の捨て嫁 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/04/07
JAN 9784167908263

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宇喜多の捨て嫁

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商品レビュー

4.3

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2026/03/02

第92回オール読物新人賞、直木賞候補、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞受賞作。 中国の雄、宇喜田直家にまつわる短編集。直家は殺した卑怯だと昔から言われているものの、舅殺しも婿殺しも旧主浦上宗景の命令だし、娘たちが不幸な転帰になったのも浦...

第92回オール読物新人賞、直木賞候補、第4回歴史時代作家クラブ賞新人賞、第9回舟橋聖一文学賞、第2回高校生直木賞受賞作。 中国の雄、宇喜田直家にまつわる短編集。直家は殺した卑怯だと昔から言われているものの、舅殺しも婿殺しも旧主浦上宗景の命令だし、娘たちが不幸な転帰になったのも浦上のせいだし、なんか浦上宗景さん、疑心暗鬼なのは自分でなんとかしろよと思う。 私は直家が好きなのだ。特にご飯ないから略奪やめてみんなで月何回とか絶食して、家臣まで従った話。いい人だったんだろうなぁと思う。 晩年に息子が産まれたのはよかった。 あと医学的に尻はすというのの真偽は知らないが、切開して清潔な水で洗って乾燥させたらあんまり再発しないよと医者は思う。活用してくれ。 第1話 宇喜田直家はいろいろな人を暗殺してその結果、家族たちが犠牲になった。妻の父が暗殺されて妻が自殺してしまったし、長姉の初の夫松田元賢も殺されて初は自殺。二女楓の夫伊賀久隆は初の夫を攻めたため、楓は精神錯乱してしまった。三女小梅は今浦上宗辰に嫁いでいる。そして四女於葉も嫁ごうとしていた。 第2話 宇喜田直家の祖父は島村盛実に暗殺された。父は無様に逃げた。直家は大きくなって旧主浦上宗景に仕え、初手柄を挙げる。 第3話 直家は妻を娶った。沼城城主中山備中信正の娘、お富。食べ物が足りないため、月に数度絶食している。妻の妊娠中、直家は尼子勢に囲まれた。そこに富の父が後ろ詰をしてくれて助かった。その後富の父はいろいろ助けてくれた。砥石山城を攻めた時も、経済的援助も、料理を教えてくれさえもした。だが主の浦上宗景より舅を討ち取るよう命ぜられる。ただの疑心暗鬼から来た命令だったが、逆らえない。舅を討ったのに、浦上より島村が差し向けられ殺されそうになるが、これを討ち取る。しかし妻の富は父に殉じてしまった。 第4話 直家の祖父能家は智略に長けた謀将で、浦上宗景には恐ろしかったから、兄を唆して討たせた。浦上宗景は直家をみている。舅を討たせてから生まれ変わったように、謀略でどんどん所領を拡大している。だが宗景は気に入らない。直家は大きくなりすぎた。敵が勝つように密使を送っても、直家は返り討ちにしてしまう。 直家を正面から討伐することにした。直家の長女初の婿の家、松田将監の家をけしかける。しかし宇喜田家次女楓の夫が、松田家を囲んで滅ぼした。 急に直家を滅ぼそうとしていたのがバカバカしくなって、三女小梅をもらう約束をしてしまった。 第5話 浦上松之氶は直家と婿と舅の仲になることになった。松之氶は直家を討つ気だった。直家は山陽道の通る石山城へ移ろうとしていた。捨てゆく沼城に松之氶に譲るという。 第6話 江見河原源五郎の主、浦上政宗は明日小寺官兵衛の妹を娶る。しかし赤松家に攻め入られて、浦上政宗は命を落とした。 3年後、次男の浦上誠宗がまた小寺官兵衛の妹を娶ることになった。学士にしてやると言われて、江見河原源五郎は浦上誠宗の首をとって宇喜田に渡した。 あれから10年、浦上家はもうない。 次女楓の夫伊賀久隆は毒殺した。四女於葉の夫も殺した。直家死去。

Posted by ブクログ

2026/02/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

数々の謀略でのしあがった戦国大名、宇喜多直家をめぐる短編集。といってもそれぞれつながりがある。ひとつひとつがすさまじい読後感だ。戦国の習いとはいえ、あまりにむごい。ただ終盤で流民が語るところによると、民にはよい殿様だった。直家も恐ろしいが主君の浦上宗景はまさにサイコパス。中盤の迫力たるや…。

Posted by ブクログ

2026/02/07

■「悪逆無道の奸雄」宇喜多直家 本作の主人公となるのは、戦国時代の備前(現在の岡山県)に割拠した大名、宇喜多直家(1529 - 1582)です。 彼の人生はまさに血塗られた道。 暗殺や奸計(かんけい)を駆使して勢力を拡大し、世間からは「悪逆無道の奸雄」と恐れられています。 一般...

■「悪逆無道の奸雄」宇喜多直家 本作の主人公となるのは、戦国時代の備前(現在の岡山県)に割拠した大名、宇喜多直家(1529 - 1582)です。 彼の人生はまさに血塗られた道。 暗殺や奸計(かんけい)を駆使して勢力を拡大し、世間からは「悪逆無道の奸雄」と恐れられています。 一般的には冷酷非情なイメージが先行する直家ですが、本作ではそんな彼の「得体の知れなさ」が、ある種ユーモラスに描かれている部分もありました。 ■連作短編のような独特な構成 この小説の大きな特徴は、その語り口にあります。 宇喜多直家という強烈な個性を中心に据えながらも、各章の語り手(主人公)を務めるのは、「直家の周辺人物」たち。 嫁がされた娘、仕える家臣、あるいは敵対者……。 それぞれの視点から「宇喜多直家」という男が描かれるため、まるで短編集を読んでいるような感覚でサクサクと読み進めることができます。 しかし、単なる短編集で終わらないのが本作のすごいところ。 各章は独立したエピソードのように見えますが、そこで描かれた人間模様や小さな出来事が、実は緻密な伏線となっています。 物語が進むにつれて点と点が繋がり、すべての伏線が徐々に最終章へと収束していく構成はお見事でした。 戦国ものや歴史小説が好きな方はもちろん、ミステリー的な構成を楽しみたい方にもおすすめの一冊です。

Posted by ブクログ