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ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2017/03/01 |
JAN | 9784334039790 |
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ヒルビリー・エレジー
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商品レビュー
4.2
67件のお客様レビュー
アメリカの白人貧困層の生活とその歴史的背景、名門ロースクールでのエリートの世界、社会の分断の様子が描かれている。日本にも類似の格差はあると思うが、アメリカはその度合いが格段に強いことを理解できた。 オバマ元大統領に対する白人貧困層の評価の描写は当時日本で報道されていたオバマ像と大...
アメリカの白人貧困層の生活とその歴史的背景、名門ロースクールでのエリートの世界、社会の分断の様子が描かれている。日本にも類似の格差はあると思うが、アメリカはその度合いが格段に強いことを理解できた。 オバマ元大統領に対する白人貧困層の評価の描写は当時日本で報道されていたオバマ像と大きく異なりること、実力主義とされる社会でも、実は経済格差が社会関係資本格差及び健康格差を形成していることは、重要な示唆と受け止めた。 一方で、本日がベストセラーになっている背景がまだ理解できていない。本書で描かれている事柄は米国で広く認識されていたことでななく、当時国民に驚きを持って受け止められたから、なのだろうか。
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アメリカの田舎者(ヒルビリー)の貧困者層の日常をリアルに描いた自伝。 低所得者の特徴をアルバイトの目線からよく押さえている。 →急いでいる客ほどインスタント食品や冷凍食品を買っていくが、そういうタイプは貧しい可能性が高い。 またこの時から社会に対する不公平さを感じ、学び始めている。 →私は自分では金がなくてステーキなど買えないのに、合衆国政府に税金を徴収され、私が払ったその税金で他人がステーキを買っているのだ。 本当に不利な立場に置かれた人々 →自分では仕事を見つけられず、人とのつながりや社会的支援といった面では、ほとんど何も提供してくれないコミュニティのなかにぽつんと取り残された人々 私たちのエレジー(哀歌)は、社会学的なモノであるがそれと同時に心理学やコミュニティや文化や信仰の問題でもあるのだ。 どうすれば貧困から抜け出せる? 「オバマやブッシュや企業を非難することやめ、事態を改善するために自分たちに何ができるのか自問自答することからすべてが始まる。」
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アメリカの労働者階級の白人は仕事がないからダメなのではない。努力しないで薬物やアルコールに逃げている姿を描く。彼自身は幸運にもそう言う環境から抜け出て社会的に成功するが、そうはできない環境がそこにはある。そこに生まれた子供達は貧困であり、そこから抜け出せない。しかしこれを変える方...
アメリカの労働者階級の白人は仕事がないからダメなのではない。努力しないで薬物やアルコールに逃げている姿を描く。彼自身は幸運にもそう言う環境から抜け出て社会的に成功するが、そうはできない環境がそこにはある。そこに生まれた子供達は貧困であり、そこから抜け出せない。しかしこれを変える方策は中々見つからない。政治家のせいにするのではなく、自分自身で向き合うしかない。アメリカで薬物が蔓延する状況はたまにニュースで目にするが、状況は芳しくない。どうやって社会全体の底上げを図れるのか、努力が生活の向上に繋がるのか。ヴァンスはトランプの元で副大統領として選挙戦を戦う。彼がどう国の舵取りを行うか興味が尽きない。資本主義社会の中で左寄りにならずに社会の貧困を無くしていく方策はどこにあるのか。深い課題だと思った。
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