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冬の灯台が語るとき ハヤカワ・ミステリ文庫
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冬の灯台が語るとき ハヤカワ・ミステリ文庫

ヨハン・テオリン(著者), 三角和代(訳者)

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冬の灯台が語るとき ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥1,298

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2017/03/27
JAN 9784151797026

冬の灯台が語るとき

¥385

商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2026/08/01

 「灯台」つながりの海外文学3冊目。本書はスウェーデンのエーランド島が舞台で、著者による〈エーランド島4部作〉の第2作。2008年発表で多くの賞に輝くミステリー作品のようです。  原題『Nattfåk』は、スウェーデン語で冬に吹く「夜の猛吹雪(本書では"渦雪"...

 「灯台」つながりの海外文学3冊目。本書はスウェーデンのエーランド島が舞台で、著者による〈エーランド島4部作〉の第2作。2008年発表で多くの賞に輝くミステリー作品のようです。  原題『Nattfåk』は、スウェーデン語で冬に吹く「夜の猛吹雪(本書では"渦雪"と邦訳)」を指すようです。北欧ミステリーの何たるかも存ぜぬ私ですが、暗鬱とした重い空気が垂れ込めるような北欧の冬の気候と情景描写が、不穏感と寂寥感を助長します。  物語は、都市部から島の古い屋敷に越してきた一家が悲劇に見舞われ、事件なのか事故なのかが不明なままの展開が主軸です。ここに、過去の屋敷の物語やオカルトっぽい北欧伝承なども散りばめられ、現実と幻想が同居する雰囲気が独特です。  加えて、新人女性警官と周辺の話、3人組空き巣などの話が交互に綴られ、さらにこの地で過去に起きた痛ましい事件が手記の形で挟み込まれるという盛り込みようです。だから580ページの文量でしょうが、個人的にはややお腹いっぱいの印象でした。  多数視点で進むミステリーの組み立てや背景、それに混在している怪談色の不思議な現象が、物語を面白くしていると思えるか否かが、意見の分かれるところかもしれません。個人的に、もう少し登場人物の内面の掘り下げがほしいと感じました。

Posted by ブクログ

2024/02/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・あらすじ エーランド島シリーズ2作目。 エーランド島東北部、ウナギ岬にある19世紀に建てられた灯台守の屋敷が舞台。 屋敷に越してきたヴェスティン一家に起こった事件とそこで暮らしてきた人々の歴史、幽霊話と追悼と思い出話が本筋。 そこに空き巣三人組とエーランド島に赴任してきた新人女性警官の3組のエピソードが交錯し後半で収束していく。 ・感想 ミステリー要素はメインではなく、厳しい環境の中人々の営みを支え続けてきた屋敷とその土地で過去生きていた人々、そして現在生きている人々の苦悩や自然への畏怖が描かれてた。 屋敷に刻まれた悲しみの記憶とそこに生きていた人々に想いを馳せ、そして連綿と続き交差してきた様々なものの途中に自分はいっときぽつんと立っているんだな、とふと考える。 基本的には諸行無常盛者必衰の精神で生きてるけど、だからといって人々の歴史、大切にしてきたものを軽んじることは違うし、その塩梅やせめぎあいってどこでも難しいねと思った。

Posted by ブクログ

2022/03/19

スウェーデン、エーランド島にある双子の灯台を望む古い屋敷に越してきた家族に訪れた悲劇。前作「黄昏に眠る秋」同様、ゆっくりと人間関係が剥がされてゆく。過去と現在を往復しながら、ブリザードの雪や暗い海に世界に引き摺り込まれるような錯覚を覚える。 前作に続き、老人イェロホフも登場し、ほ...

スウェーデン、エーランド島にある双子の灯台を望む古い屋敷に越してきた家族に訪れた悲劇。前作「黄昏に眠る秋」同様、ゆっくりと人間関係が剥がされてゆく。過去と現在を往復しながら、ブリザードの雪や暗い海に世界に引き摺り込まれるような錯覚を覚える。 前作に続き、老人イェロホフも登場し、ほっとさせられる。

Posted by ブクログ

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