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組織の限界 ちくま学芸文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
| 発売年月日 | 2017/03/08 |
| JAN | 9784480097767 |
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組織の限界
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組織の限界
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商品レビュー
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5件のお客様レビュー
組織の限界とは何か ■個人的合理性と社会的合理性 ・個人の自己充実の要求と社会的良心、社会的行動の要求との間であってわれわれが誰しも感じる緊張の本質が示されている ・社会と個人との間の緊張は避けうべくもない ・社会と個人との間の関係であるが、その場合、合理的であることを基本的な...
組織の限界とは何か ■個人的合理性と社会的合理性 ・個人の自己充実の要求と社会的良心、社会的行動の要求との間であってわれわれが誰しも感じる緊張の本質が示されている ・社会と個人との間の緊張は避けうべくもない ・社会と個人との間の関係であるが、その場合、合理的であることを基本的な姿勢にすると言っておきたい ・集団的行動は有力な一つの手段であり、それによって個人個人が、自分の個人的価値をいっそう十分に実現することができるような手段である ・個人間の関係が、われわれの集団的な組織の一部として、必要となることは明らかである、それらが必要とされる理由は少なくとも2つある ①単に社会の基本的な資源、すなわちその自然資源、人間資源、技術資源の供給が制限されている ②協力から発生するはずの利益を確保するところにある ・もっとも高い価値、もっとも取れにくい価値とは、人々の間の信頼である 信頼は社会システムの重要な潤滑油である ■組織と情報 ・組織とは価格システムがうまく働かない状況のもとで、集団的行動の利点を実現する手段である ・情報コストの問題 ①個人自身が投入物である ②情報コストの一部が資本コストであること ③情報コストはさまざまな方向において決して均一ではない ■組織の行動計画 ・組織では、関連のある情報のすべてを伝達しないほうがかえって最適である ・組織の特有性とは、その行動計画を変化させる基盤を変化されるところにある ■権威と責任 ・命令のやりとりは人格的な権威と名付けてよいであろう ・さらにまた、非人格的な権威と読んでもよい、もう1つの配分方法がある。法律という名のコードは、非人格的権威の顕著な例である 目次 日本語版への序文 序文 第1章 個人的合理性と社会的合理性 第2章 組織と情報 第3章 組織の行動計画 第4章 権威と責任 1 目標の対立 2 権威の価値 3 権威の達成 4 責任の価値 5 責任の達成 6 権威と責任の間の代替関係についての考察 参考文献 訳者あとがき 解説「組織の限界」 索引 ISBN:9784480097767 出版社:筑摩書房 判型:文庫 ページ数:176ページ 定価:1000円(本体) 発行年月日:2017年03月 発売日:2017年03月10日第1刷発行
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ノーベル経済学賞も受賞し、有名な「不可能性定理」を示したケネス・アロー氏による本です。本書では市場(および価格メカニズム)では解決できない領域について威力を発揮するものとして「組織」をとりあげ、組織はなぜ機能するのか、あるいはなぜ機能しなくなるのか、を文章で解説されています。アロ...
ノーベル経済学賞も受賞し、有名な「不可能性定理」を示したケネス・アロー氏による本です。本書では市場(および価格メカニズム)では解決できない領域について威力を発揮するものとして「組織」をとりあげ、組織はなぜ機能するのか、あるいはなぜ機能しなくなるのか、を文章で解説されています。アローが、数式ではなく文章だけで何かを主張している、ということだけでユニークな本だと思いますが、アローの文章は含蓄があるというか、ゆっくり噛み砕いて読み進めないと理解が難しいところもありました。 私が面白いと感じたのは、通常、組織論を経済学の視点から語る際には、「情報」の流れに焦点をあててその効率性、つまり情報収集コストや分析コストの視点から論ずるのが王道なわけですが、本書では、そのような視点も当然含めつつ、権威、責任、あるいは利害というという点についても述べているところです。権威には、社長のような肩書きもありますが、アローによれば交通規制などのルールも権威に含まれます。つまり何らかの強制力を持つもので、この背後には、各人が持つ情報が限定的だから他者に意思決定を委ねている、ということがあるのだと理解しました。そうすると、現代社会のように、人々がスマホを駆使して多くの情報にアクセスできるようになればなるほど、情報の保有や処理といった観点からの既存の「権威」が薄れることになるわけです。そして各人に意思決定と「責任」が移譲されていく、ということで、本書ではエーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」についてアローは言及していましたけれども、権限と責任が移譲された人間は、その重圧に押しつぶされて自由から逃走してしまうのか・・・というシナリオも念頭には浮かびました。大変面白い本だったのですが、惜しむらくは、分量がかなり少なく、私としてはフルコースの2皿目くらいで食事が終わってしまった印象です(それで星4つとしました)。アロー氏にはもっと深く語ってもらいたかった、と感じました。
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「組織」を扱っているが、いわゆる「組織」のことを扱ってはいない。「組織」というよりも、価格の調整メカニズムに対峙する「制度」あるいは「人為的な方法」といったものを取り扱っている。大昔に読んだような記憶もあるが、その時にも「組織」の本ではないと印象を持ったような感じがする。今改めて...
「組織」を扱っているが、いわゆる「組織」のことを扱ってはいない。「組織」というよりも、価格の調整メカニズムに対峙する「制度」あるいは「人為的な方法」といったものを取り扱っている。大昔に読んだような記憶もあるが、その時にも「組織」の本ではないと印象を持ったような感じがする。今改めて読むと(ほとんど忘れていたので、初読に近いが)、「組織」のとらえ方が漠然としていて、わかりにくい部分も多いが、権威(権力)と責任を扱った部分においては勉強になった。特に権力については、現在の世界状況を反映して、考えさせられることも多い。解説者はトランプのことをあげているが、今解説を書くとしたら、ロシアの独裁者のことが真っ先に思い浮かぶ。
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