世界と僕のあいだに

タナハシ・コーツ(著者), 池田年穂(訳者)

• 販売会社／発売会社: 慶応義塾大学出版会
• 発売年月日: 2017/02/01
• JAN: 9784766423914

商品レビュー

2025/01/22

親から子への手紙という形式で黒人としてアメリカで暮らすこと、アメリカでの黒人の立場、アメリカが掲げる平等・自由とは、アメリカに暮らす白人にとってという但し書きがつくことを訴えた作品。手紙という形式をとっているため、その時代の事件、話題、周囲の地名等が随所に出てきて、分かりづらく読みづらさも感じる部分もある。　　　　　　　　トランプのアメリカホワイトファーストの時代にもう一度読まれるべき作品かもしれない。

2024/10/07

えー、なんでこんな本リクエストしたのかな？しかも山形県立図書館からのお取り寄せ…。始終暗澹たる内容で読んでいる間も救われる事がなく、読後げんなり。でも、これがアメリカにおける黒人の現状。光と陰。今も昔も。

2024/09/02

読みやすくはなかった。息子への手紙の形、と書いてあったのでとっかかりやすいかなと思ったけど、黒人の迫害の歴史を知らずに読んでいるから余計に難しい。(背景の説明とか、この言葉はこう言う意味で使ってるよとか一切ない)
それでも、差別の歴史がもたらした感情が止めどなく書いてある文章を読んでいたら、自然と涙が出ました。そして静かな怒りとこれからも文章をもって闘い続けるんだという強い意志が感じられました。
もう少し、背景の歴史を勉強しよう。