世界と僕のあいだに の商品レビュー
読みにくい。わかりづらい。 黒人小説家やミュージシャンを知らないからか…と思ってたけれど、訳者あとがきで納得。詩人であり、ヒップホップに最もエスセティックな影響…。 その中でも、繰り返され、重み厚みを持って伝わってくる言葉・情景・事件・主張がある。 今も続く、白人以外の犠牲に...
読みにくい。わかりづらい。 黒人小説家やミュージシャンを知らないからか…と思ってたけれど、訳者あとがきで納得。詩人であり、ヒップホップに最もエスセティックな影響…。 その中でも、繰り返され、重み厚みを持って伝わってくる言葉・情景・事件・主張がある。 今も続く、白人以外の犠牲に成り立っているアメリカ。白人ファースト。命の重みが肌の色で変わる国。 悪しき歴史を、都合良く解釈し、さらに推し進めるトランプ政権を思い出さずにはいられない。 ただただ読みにくかったなー。
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なかなか読みづらい。内容は熱いが残念なことに日本人には人種差別問題はあまりに馴染みがなくて理解足りない
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親から子への手紙という形式で黒人としてアメリカで暮らすこと、アメリカでの黒人の立場、アメリカが掲げる平等・自由とは、アメリカに暮らす白人にとってという但し書きがつくことを訴えた作品。手紙という形式をとっているため、その時代の事件、話題、周囲の地名等が随所に出てきて、分かりづらく読...
親から子への手紙という形式で黒人としてアメリカで暮らすこと、アメリカでの黒人の立場、アメリカが掲げる平等・自由とは、アメリカに暮らす白人にとってという但し書きがつくことを訴えた作品。手紙という形式をとっているため、その時代の事件、話題、周囲の地名等が随所に出てきて、分かりづらく読みづらさも感じる部分もある。 トランプのアメリカホワイトファーストの時代にもう一度読まれるべき作品かもしれない。
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えー、なんでこんな本リクエストしたのかな?しかも山形県立図書館からのお取り寄せ…。始終暗澹たる内容で読んでいる間も救われる事がなく、読後げんなり。でも、これがアメリカにおける黒人の現状。光と陰。今も昔も。
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読みやすくはなかった。息子への手紙の形、と書いてあったのでとっかかりやすいかなと思ったけど、黒人の迫害の歴史を知らずに読んでいるから余計に難しい。(背景の説明とか、この言葉はこう言う意味で使ってるよとか一切ない) それでも、差別の歴史がもたらした感情が止めどなく書いてある文章を読...
読みやすくはなかった。息子への手紙の形、と書いてあったのでとっかかりやすいかなと思ったけど、黒人の迫害の歴史を知らずに読んでいるから余計に難しい。(背景の説明とか、この言葉はこう言う意味で使ってるよとか一切ない) それでも、差別の歴史がもたらした感情が止めどなく書いてある文章を読んでいたら、自然と涙が出ました。そして静かな怒りとこれからも文章をもって闘い続けるんだという強い意志が感じられました。 もう少し、背景の歴史を勉強しよう。
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アフリカ系アメリカ人のタナハシ・コーツが息子に宛てた手紙という形式で語られる本書はアメリカで黒人として産まれ生きることの厳しさを突きつける。 警察の手によって殺害されたジョージ・フロイド氏の事件を発端とした2020年のBLM運動は記憶に新しい。だがアメリカでは警官による不条理な殺...
アフリカ系アメリカ人のタナハシ・コーツが息子に宛てた手紙という形式で語られる本書はアメリカで黒人として産まれ生きることの厳しさを突きつける。 警察の手によって殺害されたジョージ・フロイド氏の事件を発端とした2020年のBLM運動は記憶に新しい。だがアメリカでは警官による不条理な殺害はもう何度も何度も行われてきたことだ。 本書で記される2000年に25歳の若さでジョージ・フロイド同様に警官に殺害されたプリンス・ジョーンズもそうだ。 今でこそ人種差別は問題として大きく取り上げられることになったが、黒人が自由でいた期間はアメリカの建国の歴史よりも長い。奴隷として差別されてきた歴史のほうが長いのだ。 タナハシ・コーツはそんな暗い歴史を抱えるアメリカに産まれた息子に、アメリカでは、黒人の肉体の破壊は伝統だ。それはヘリテージ(継承)なのだと語る。 余りにも重い言葉だ。 だが暗く辛い現実を突きつけながらも読後感は決して重いものでもなかった。 わかりにくい部分も多くあるので、今後また読み返したい。
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アメリカにおける「黒人」の立ち位置と差別構造を理解していたつもりだったが、そもそも「黒人」「白人」とラベリングして分けることこそが差別問題に繋がっていることを知る。 『世界と僕のあいだに』、そして読み終わったあと、私は『PASSING-白い黒人-』のレベッカ・ホールの言葉を思い...
アメリカにおける「黒人」の立ち位置と差別構造を理解していたつもりだったが、そもそも「黒人」「白人」とラベリングして分けることこそが差別問題に繋がっていることを知る。 『世界と僕のあいだに』、そして読み終わったあと、私は『PASSING-白い黒人-』のレベッカ・ホールの言葉を思い出していた。 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/11/post-97444_1.php 読んでいて序盤から泣き崩れていたのはこの本の中に出てくる殺された「黒人」の名前がほぼ『アメリカン・ユートピア』で出てきたから。 あんなに映画を観たのに全員の歴史を調べることはしなかった。 猛省しています。 タナハシ・コーツが息子に送る言葉の数々はそのまま私にも届いてその度に目頭が熱くなる。BPWF公開されるから読もうかな……と思い切って飛び込んで良かった。 私にとっで全部のページが今必要で大事だった。 『ブラック・パンサー ワカンダフォーエバー』を観た人もそうでない人も是非読んでね。
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「いつか読むリスト」に入れていて、今回著者の初めての小説が翻訳されて出版されることになったので予習としてついに読んでみた。Black lives matter以降、アフリカ系アメリカンに対するUSでの差別について、色んなメディアで見たり聞いたり読んだりしてきたけど、その中でもベス...
「いつか読むリスト」に入れていて、今回著者の初めての小説が翻訳されて出版されることになったので予習としてついに読んでみた。Black lives matter以降、アフリカ系アメリカンに対するUSでの差別について、色んなメディアで見たり聞いたり読んだりしてきたけど、その中でもベスト級にオモシロいかつ勉強になった。 最大の特徴は語り口。彼のUSでの差別に関する考え方について、自分の息子に語りかけるスタイルなのが新鮮だった。それによってファクトとエモーションが入り混じることになり、事態の切実さがダイレクトに読者に伝わってくる。また著者はヒップホップに傾倒していることもありリリカルな表現も多く皮肉たっぷりのパンチラインの雨あられで読み手の心をグサグサ刺してくる。 とにかくアフリカ系アメリカンとして生きる難しさを延々と自分の過去や歴史を通じて延々と説いている。常に命の危機が迫っている環境で少しずつ精神が摩耗している様が辛い。白人/黒人という議論から始まることが多いけど、その前提条件を疑うところからスタートしているのも勉強になった。 人種は人種主義の子どもであって、その父親ではないんだ。 「ドリーム」と作中では表現されている言葉がなんともニヒリスティック。アメリカンドリームというのは「白人」にとっては憧れの意味かもしれないが、「黒人」にとっては幻想であり悪夢である。夢見心地でいるんじゃねーぞという怒りの気持ちをひしひしと感じた。著者はキリスト教を信仰していないことも大きな特徴で良い意味でも悪い意味でも神にすがることなく、ひたすら理論やファクトに基づいて主張しているところが強いなと感じた。そして 「闘争でしか君を救えない」と息子に告げている。そのラディカルさは全て読み終わると溜飲を下げた。(暴力に非暴力で挑むことの困難さを含めて) また旅行、引っ越しなど場所を移動することの意味がこんなにみずみずしく伝わってくる本を読んだことがない!ってくらい良かった。具体的には著者が初めてパリへ行くシーンが最高。パリにも移民/難民のレイヤーはあるだろうけど、少なくともUSで感じる「黒人」としての閉塞感がなく、自分のままでいられる尊さ、世界は広いと言えばバカみたいだけど、それを体感する大事さが子どもに諭すスタイルだからこそ伝わってくる。初めて何かをするときの感情を書き記すことの重要さが身に染みた。 USでの人種差別がどういう問題なのか、彼の人生を通じて伝わってくるところに大きなエネルギーを感じたし、それゆえに特別な1冊になっていると思う。彼自身の言葉ではないけれどこの直球の言葉が刺さったので引用。Be yourself. あなたは生きている。あなたは大事な人間よ。あなたには価値がある。パーカーを着る権利も、好きな音楽を好きな音量でかける権利もちゃんと持っている。あなたはあなたでいる権利をちゃんと持っている。そして、あなたがあなたでいることは誰にも邪魔できない。あなたはあなたでいなくちゃだめよ。そうよ、あなたは、あなた自身でいることを怖がってはだめよ
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映画『イコライザー2』のなかでデンゼル・ワシントン演じる必殺仕事人がある美大生に贈る1冊。見た目から薄い本だったので軽い気持ちで手にとるもその中身は天体級の重さでした。 黒人として生きることの心得。作者タナハシ・コーツが15歳をむかえる息子のために書いたというテイなんだけれど、...
映画『イコライザー2』のなかでデンゼル・ワシントン演じる必殺仕事人がある美大生に贈る1冊。見た目から薄い本だったので軽い気持ちで手にとるもその中身は天体級の重さでした。 黒人として生きることの心得。作者タナハシ・コーツが15歳をむかえる息子のために書いたというテイなんだけれど、難しい! 翻訳者さんも「分かりづらい」と言ってるくらい。タナハシさん詩人なんだそうで、それゆえにか時空を超えた文章の連なりで読む者を幻惑しまくるのです。 が、が、訴えていることはシンプルかつヘビー。黒人とはなんぞや? それは白人の『ドリーム』を支えるただの資源に過ぎないということ。そしてそういうシステムになっているということ=アメリカの資本主義。 まずもってリンカーンのゲティスバーグでの有名な人民のための演説のなかの人民のなかに黒人は入っていないとタナハシさん。黒人の子供たちは街で悪戯をすると親によって皮のベルトで殴られるのだけれど、その理由たるや親がそうしないと警官が殴りつけるから。 理不尽に殴られた子供たちは大きくなれば親に逆らうのは当然のこと。ストリートに出て悪さをする。警官に捕まる。刑務所に入る。出てきても仕事はない。ゆえに低賃金の汚れ仕事をさせられる。決して黒人を差別しているわけじゃあない、罪人を助けてあげているのだという方便。実は差別よりも根深い問題があることに気づかせないために時々殺害して差別意識を煽る。奴隷はいまだに解放されていない! 大坂なおみ選手が行動しているのはそういう事実を目の当たりにしているからだろう。彼女を批判している日本人が時々いるけれどなんで? これは実は差別云々の問題じゃなくて、搾取する側とされる側の問題、むしろアメリカは顕在化しているけれど日本人こそ向き合わなきゃいけない問題。もちろん日本人の資本家は気づいている。だからなおみちゃんを批判する構図。上手いことやるんだわ連中は。 そういう本! ホントかね?
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黒人という人種も白人という人種も存在しない。自らを、白人、と信じるために創り出した装置にすぎない。 在日コリアンや被差別部落出身者や性的マイノリティーや貧困は、街を歩いてるだけでは判別出来ないが、肌が黒いというのは歩いてるだけで判別され、時には射殺されるということ。その怖さは計り...
黒人という人種も白人という人種も存在しない。自らを、白人、と信じるために創り出した装置にすぎない。 在日コリアンや被差別部落出身者や性的マイノリティーや貧困は、街を歩いてるだけでは判別出来ないが、肌が黒いというのは歩いてるだけで判別され、時には射殺されるということ。その怖さは計り知れない。 ムーンライトのレゲエ野郎が、なぜあないな子になってしまうんか、単純にアホでヤな奴と済まされない事情もあるんだなと痛感。
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