商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶応義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2017/02/01 |
JAN | 9784766423914 |
- 書籍
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世界と僕のあいだに
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世界と僕のあいだに
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商品レビュー
4.1
10件のお客様レビュー
えー、なんでこんな本リクエストしたのかな?しかも山形県立図書館からのお取り寄せ…。始終暗澹たる内容で読んでいる間も救われる事がなく、読後げんなり。でも、これがアメリカにおける黒人の現状。光と陰。今も昔も。
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読みやすくはなかった。息子への手紙の形、と書いてあったのでとっかかりやすいかなと思ったけど、黒人の迫害の歴史を知らずに読んでいるから余計に難しい。(背景の説明とか、この言葉はこう言う意味で使ってるよとか一切ない) それでも、差別の歴史がもたらした感情が止めどなく書いてある文章を読...
読みやすくはなかった。息子への手紙の形、と書いてあったのでとっかかりやすいかなと思ったけど、黒人の迫害の歴史を知らずに読んでいるから余計に難しい。(背景の説明とか、この言葉はこう言う意味で使ってるよとか一切ない) それでも、差別の歴史がもたらした感情が止めどなく書いてある文章を読んでいたら、自然と涙が出ました。そして静かな怒りとこれからも文章をもって闘い続けるんだという強い意志が感じられました。 もう少し、背景の歴史を勉強しよう。
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アフリカ系アメリカ人のタナハシ・コーツが息子に宛てた手紙という形式で語られる本書はアメリカで黒人として産まれ生きることの厳しさを突きつける。 警察の手によって殺害されたジョージ・フロイド氏の事件を発端とした2020年のBLM運動は記憶に新しい。だがアメリカでは警官による不条理な殺...
アフリカ系アメリカ人のタナハシ・コーツが息子に宛てた手紙という形式で語られる本書はアメリカで黒人として産まれ生きることの厳しさを突きつける。 警察の手によって殺害されたジョージ・フロイド氏の事件を発端とした2020年のBLM運動は記憶に新しい。だがアメリカでは警官による不条理な殺害はもう何度も何度も行われてきたことだ。 本書で記される2000年に25歳の若さでジョージ・フロイド同様に警官に殺害されたプリンス・ジョーンズもそうだ。 今でこそ人種差別は問題として大きく取り上げられることになったが、黒人が自由でいた期間はアメリカの建国の歴史よりも長い。奴隷として差別されてきた歴史のほうが長いのだ。 タナハシ・コーツはそんな暗い歴史を抱えるアメリカに産まれた息子に、アメリカでは、黒人の肉体の破壊は伝統だ。それはヘリテージ(継承)なのだと語る。 余りにも重い言葉だ。 だが暗く辛い現実を突きつけながらも読後感は決して重いものでもなかった。 わかりにくい部分も多くあるので、今後また読み返したい。
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