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毒々生物の奇妙な進化
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毒々生物の奇妙な進化

クリスティー・ウィルコックス(著者), 垂水雄二(訳者)

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毒々生物の奇妙な進化

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784163906010

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商品レビュー

4.7

10件のお客様レビュー

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2024/03/09

毒をもった生物が、なぜ毒を持つようになったのか。その進化を解読する試み。 この手の研究者は男性だろうと思っていたら、この著者は女性であった。ステレオタイプはいかんな。 カモノハシも毒をもっているとは、まったく知らなかった。 そして、いまや生物のもつ毒は薬の宝庫となっているそうだ。...

毒をもった生物が、なぜ毒を持つようになったのか。その進化を解読する試み。 この手の研究者は男性だろうと思っていたら、この著者は女性であった。ステレオタイプはいかんな。 カモノハシも毒をもっているとは、まったく知らなかった。 そして、いまや生物のもつ毒は薬の宝庫となっているそうだ。 ドクイトグモの毒は強力な壊死性があるらしく、曰く、 『彼らに咬まれることで起きる病変やその他の症状は、医学的にはロクソスセレス症と呼ばれる。これは、ググったりしないでほしい。……私を信じて。』 思わずググってしまったが、意に反してまったく恐ろしくないのであった。で、英語のloxoscelismで画像検索すると、なにやら表示されない画像がずらずらと出てきました。ん、結構グロいかも。

Posted by ブクログ

2021/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者はド変態である。毒を持つ生物を専門とする生物学者で、有毒ウニに刺されて呼吸不全になったり、有毒サルに近づいてひっかかれて物凄い本数の注射を打たざるを得なくなったりしている。それでもなお、あくなき探求心で毒を持つ生物を追い続けている。これを変態と言わずして何と言うのか。 250ページちょいの一冊丸々をかけ、様々な有毒生物の生態や毒のタイプ、その毒がどんな目的で使われているのか、その毒をどのようにして獲得したのか、毒がどのように作用して痛みや死をもたらすのか、といったことが網羅されている。世界中、あらゆるところに多様な毒を備えた生物が分布していることが分かり、面白いやら怖いやら。知的好奇心はグイグイ刺激される。 なるほど、と思わされる有益な知識も多々、盛り込まれている。例えば、「咬む種」が有する毒は攻撃のためで、麻痺や細胞毒素などを含み、致死性が高い毒も多い一方、「刺す種」の毒は防御のためであり、強烈な激痛を即座に与えて相手に警告を与え、自らが捕食されないようにすることを目的としていて、命に関わるような猛毒ではないことが多い、などは、生活のなかで有毒生物に相対した時に役に立つ情報。もちろん例外もあるとしているが、こういう大まかな分類だけでも非常に勉強になる。 後半の2章ほどにおいては、生物の持つ毒が有望な医薬品のネタになるということが触れられている。例えばある種のコブラ科の蛇の毒は、血液脳関門を通過してしまうため、中枢神経系に作用する鎮痛効果を得ることができるらしい。これまでの鎮痛剤とは異なる作用で痛みを取り除くことができれば、癌の治療にも道が開ける可能性があるとのこと。 そんな「毒の可能性」を追い求めるのが毒物生物学者であるならば、著者をド変態と呼ぶのは失礼かもしれない。死後まで読んでいくと、著者や著者の同僚への評価がちょっと変わる。 実用書でもあり、趣味の本でもあり、医薬品開発分野の未来を描く本でもあり。 いろいろな楽しみ方ができる良書。

Posted by ブクログ

2019/12/16

毒そのものについての解説も詳しいのだけど、本書の中心は進化の仕組みにあって、「ごく小さな虫の持つ、見えないほど細い毒針で、なぜ人が一瞬にして卒倒してしまうようなことが起きるようになったのか」というあたり。 毒へびと人の視覚の進化の関係についての記載は結構おもしろい。 2019...

毒そのものについての解説も詳しいのだけど、本書の中心は進化の仕組みにあって、「ごく小さな虫の持つ、見えないほど細い毒針で、なぜ人が一瞬にして卒倒してしまうようなことが起きるようになったのか」というあたり。 毒へびと人の視覚の進化の関係についての記載は結構おもしろい。 2019年に読んだ科学系の本ではいちばんおもしろかったかも。

Posted by ブクログ

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