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人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか ブルーバックス
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2017/02/01 |
| JAN | 9784065020043 |

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人類と気候の10万年史
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人類と気候の10万年史
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商品レビュー
4.4
70件のお客様レビュー
今年は年末年始「旅」無しなので、大晦日までレビュー続けます。 今年9月29日、福井県若狭湾水月湖岸にある年縞博物館にて購入した。縄文博物館の隣にあったので入ったのだけど、入場者が日本人よりも外国人の方が多い博物館は、ここが最初で最後である。それが、そのまま現代日本における「年縞...
今年は年末年始「旅」無しなので、大晦日までレビュー続けます。 今年9月29日、福井県若狭湾水月湖岸にある年縞博物館にて購入した。縄文博物館の隣にあったので入ったのだけど、入場者が日本人よりも外国人の方が多い博物館は、ここが最初で最後である。それが、そのまま現代日本における「年縞」の位置付けを表していると思う。世界的に有名だけど、日本人には浸透していないのである。広辞苑にこの言葉が載ったのは2018年版からだという。本書は2017年刊行ではあるが、博物館の開館は2018年である。 私はこの新書に博物館解説図録的な役割を期待した。博物館には7万年の「年縞」が展示されているけれども、そのひとつ一つを詳しく解説してくれているのでは? 違っていた。どちらかといえば、年縞博物館序説とでも言うべき本だった。 年縞は、年輪のような湖の泥を保存することで、一年毎の正確な環境データを記録した年表を作ることができる。奇跡の水月湖の発見から、如何に年縞を取り出したのか、何がわかるのかを「科学的に」説明したのが本書である。 地質時代に「何が」起きたかだけではなく、それが「いつ」だったのかを世界最高の精度で知ることができる。タイミングが正確に分かるということは、変化のスピードや伝播の経路が正確に分かるということでもある。スピードと経路が分かれば、気候変動のメカニズムにまで切り込んで考察することができる。メカニズムが分かれば、より正確な将来予測にもつながっていく。水月湖研究の裾野は広い。(9p) 水月湖年縞が世界標準に認定されたのは2012年であり、未だこれからなのだろう。ということは、あの博物館で、直近の二万年の新石器から縄文、弥生、中世、現代の日本の姿を解説していた展示内容は、それこそ新書にもなっていない「最新研究」だったのだ。もう少し詳しくメモしておくべきだった。 ただ、現代の研究で分かったことも多い。 氷期が終わったのは、今から11500年前である。その前は不安定で寒い時代がずっと続いていたが、比較的安定で暖かい時代に移ったという。その変化は、実は徐々にではなく、おそらくある1年で突然変化したらしい(長くても3年程度)。 この激烈な変化は、地球の物理法則で起きるので二酸化炭素放出による温暖化とは関係ない。むしろ、現在いつ暖かい時代から寒冷化に舵を切ってもおかしくはないのに、異常なくらい温暖な時代が続いているらしい。次の寒冷化の時は一挙にやってくるのか?書いてなかった。 なんか、いろんな可能性が書かれていてわからなくなる。 一つ興味深いのは、寒冷化が終わる前から、人類は農耕技術は持っていたらしい。しかし、ほとんどの地域では採用しなかった。それは、寒いからだけではなく、天候がかなり上下する時代だったからだ。世界の年縞のお陰で、天候の不順年は正確にわかるようになった。一年の不作ならば対処できても、数年続く不作は、マヤ文明さえ滅ぼしたのである。東北で、縄文時代が続いたのは、東北の天候が不順で狩猟採取の方が生き延びる可能性が高かったからかもしれない。 吉備の弥生時代にかつて例のない大首長が登場したのも、水を制したからだと聞いたことがある。しかしそれは制御できる天候だったからでもあるのかもしれない。これらの相関関係は、これからも探求したい。年縞等のおかげで、この10年で大きく学問が進んでいるのは確かそうだ。
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気候論争をする前に読むべき入門書。ファクトの大切さがよく分かる 恒常性バイアスが人類の繁栄を支えたがゲームチェンジは起こり得る 学び9 実用性8 視点の新しさ8 読みやすさ6 再読7 合計38/50
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福井県の水月湖行ってみたいと思った。年縞を明らかにするための苦労が伝わってきた。これからの気候変動を予測することの困難さがよくわかった。
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