1,800円以上の注文で送料無料

カント哲学の奇妙な歪み 『純粋理性批判』を読む 岩波現代全書098
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍

カント哲学の奇妙な歪み 『純粋理性批判』を読む 岩波現代全書098

冨田恭彦(著者)

追加する に追加する

カント哲学の奇妙な歪み 『純粋理性批判』を読む 岩波現代全書098

定価 ¥2,310

2,090 定価より220円(9%)おトク

獲得ポイント19P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/01/01
JAN 9784000291989

カント哲学の奇妙な歪み

¥2,090

商品レビュー

0

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/08/31

本書は、デカルトから始まった「観念」の近代的用法が持つ、自然主義的論理が、カントにおいてどのような歪みを生じることとなったかに焦点を当て、カントを取り巻く歴史的諸事情との関係において、その実際を示そうとするものである。 その結果明らかになるのは、反自然主義的基礎づけ主義の立場が結...

本書は、デカルトから始まった「観念」の近代的用法が持つ、自然主義的論理が、カントにおいてどのような歪みを生じることとなったかに焦点を当て、カントを取り巻く歴史的諸事情との関係において、その実際を示そうとするものである。 その結果明らかになるのは、反自然主義的基礎づけ主義の立場が結局はそれ自身自然主義的枠組みの中で構築されるという、逆説的論理である。別の言い方をすれば、西洋近代の観念説のカント的変容は、われわれがその内で生きている「全体論」的論理、「解釈学的循環」構造に対し、その論理や構造を踏み台として用いながらその土台を掘り崩そうとする、逆説的な試みであったということである。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品