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本を守ろうとする猫の話
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2017/01/31 |
| JAN | 9784093864633 |
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本を守ろうとする猫の話
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商品レビュー
3.5
337件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分の心にグサッと刺さるような内容で衝撃受けた小説でした。小説っていうか読み進めていくうちに自己啓発本を読んでいるかのように感じました。 主人公は、とある高校生で両親はすでに亡くなって、古書店を経営している祖父に引き取られるのですが、その祖父も亡くなってしまいます。叔母に引き取られることになるのですが、主人公は祖父の古書店が好きでした。 ある時に、1匹の猫に出会います。この猫は日本語をしっかり喋ります。その猫が主人公に「本を助けてほしい」と頼みます。そして猫と一緒に旅に出ます。 第1〜第4までのそれぞれの迷宮と呼ばれる場所に猫に連れて行ってもらって、自分なりの本についての主張を言って相手を納得させます。本を読まないでただ集めているだけの人、あらすじを切り取ってあらすじだけを集めて「速読」の研究する人、とにかく本を売り捌く人、仲間を拐ってまで主人公と2人で話をする人が出てきます。主人公は自分の信念を曲げずに相手を納得させる構成がすばらしいと思いました。 この小説の中でいくつか印象に残っているセリフがありました。 「本には力がある。本がお前の代わりに人生を歩んでくれるわけではない。自分の足で歩くことを忘れた本読みは、古びた知識で膨らんだ百科事典のようなものだ。誰かが開いてくれなければ何の役にも立たない骨董品に過ぎない。お前はただの物知りになりたいのか?」祖父のセリフ 「本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力を喪失する。本をめくらないときには考えなくなる」主人公のセリフ
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
迷宮として現れていたそれぞれの本の扱い方は、まさに自分のことだったなぁと深く反省した。とにかく量を読めばいいのかとがむしゃらに読んでみては二度と開かないまま本棚に眠らせたり。合間に手軽に読むために「〇〇集」のような簡略化された形でサラッと読んで上辺だけで分かった気になったり。挙句本を「ただの紙の娯楽」として消耗品のように扱ったり。読み方も楽しみ方も個人の自由なのは承知のうえで、でも今までの自分の読み方はちょっと勿体なかったなぁと思った。とりあえず、難しいからという理由で挫折して避けていた『カラマーゾフの兄弟』からまた挑戦してみようと思う。
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本には力がある、とこの本の主人公は言うわけですが、なるほど読み終わって少し笑顔で元気になった気がします。単純かな?でも本の楽しみ方を思い出させてくれます。 初々しいカップルのその後も気になるし、続きが読みたくなった。ついでに「神様のカルテ」ももう一度読んでみるかな。
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