本を守ろうとする猫の話 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
47 お前はただの物知りになりたいのか? 49 あなたは自分を愛しているだけで、本を愛しているわけじゃない 92 読書には苦しい読書というものがあるのだ どうせ登るなら高い山に登りなさい。絶景が見える。
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林太郎の周りの登場人物がみんないい人(猫も)で、やり取りをほっこりした気持ちで読むことができました。良太先輩は暖かく林太郎を見守っているし、沙夜も明るくきびしく林太郎の背中を押すし、叔母さんもいい人なんですよね。そして、猫。自分も猫とこんな会話をしたいなぁと思いながら読みました。...
林太郎の周りの登場人物がみんないい人(猫も)で、やり取りをほっこりした気持ちで読むことができました。良太先輩は暖かく林太郎を見守っているし、沙夜も明るくきびしく林太郎の背中を押すし、叔母さんもいい人なんですよね。そして、猫。自分も猫とこんな会話をしたいなぁと思いながら読みました。 自分の読書量と知識の少なさで、途中知らない本が出てきますが、スルーしても楽しめました。もちもん、知っている方が、よりこの物語を楽しめると思いました。 今日の紙の本が直面している課題がテーマだと思いますが、解決策はなかなか見つからず、本書を読んだ一人一人が紙の本を楽しんで読んでいくのだなぁ。
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本には力がある。 大いに共感する言葉だった。亡き祖父の本を通じた人生の指針は私にも当てはまるものがあると感じた。
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本好きのファンタジー。本に対する向き合い方、考え方、本が好きという気持ちが溢れていました。読んでて楽しかった。
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最初だけ読んで返却。同じ作家さんのは2つ読まないようにしてるので、『スピノザの診察室』が手に入ったので、それを先に読もうと思って。
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古本屋の少年が猫に請われて本を助けに行く旅。(迷宮:多読/速読/売れる本が価値有) 最終迷宮,友を助けに行く旅。人を思う心を教えるのが本の力。読書とは何か考える。
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図書館本 読みやすいです。 ゆっくり味わって読書しよう! 百年の孤独、修行と思ってトライしようと思う。
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読書してたら偉いねって言われることに疑問を持っていた 読書はステータスなのか 自分の中でステータスになっていた部分もある気がする そんなことに気づけた
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本の読み方、本のあり方、本との出会い方‥ それを考えることができたし、これからの本との出会いも大切にしていきたいと感じました。 すべての本との出会いが新しい発見だし、書架に読まずに戻した本にこそ、新しい出会いがあるんだろうな‥
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『本は生きる力を与えてくれる』 銀座教文館ナルニア国の書店員さんが読み聞かせボランティア養成講座で力説されていたことを思い出す。 繰り返し読み継がれてきた本の中にこそ、生きる知恵があり、成長の過程でそれが思わぬ時に助けてくれるのだと。 古書店の店主であった林太郎のおじいちゃんは...
『本は生きる力を与えてくれる』 銀座教文館ナルニア国の書店員さんが読み聞かせボランティア養成講座で力説されていたことを思い出す。 繰り返し読み継がれてきた本の中にこそ、生きる知恵があり、成長の過程でそれが思わぬ時に助けてくれるのだと。 古書店の店主であった林太郎のおじいちゃんは 「ただがむしゃらに本を読めば、その分だけ世界が広がるわけではない。どれほど多くの知識を詰め込んでも、お前が自分の頭で考え、自分の足で歩かなければ、すべては空虚な借り物でしかないんだよ。」 といい、 「愉快な読書もよい。けれども愉快なだけの登山道では、見える景色にも限界がある。道が険しいからといって、山を非難してはいけない。一歩一歩喘ぎながら登っていくこともまたひとつの登山の楽しみだ」と言う。 ナルニア国の書店員さんも、林太郎や(恐らく聖書であろう)最後の女性同様に、売れるだけで中身の薄い本が溢れる出版業界に危機感を感じていた。 『本は生きる力を与えてくれる』ということは、林太郎が言うように、 「全然違う世界を生きている人の心さえ、本を通して僕らは感じることができるようになる」 ということなのだと改めて理解したように思う。 ファンタジーの世界や古典文学を読むのは、読みづらさが伴って苦しいこともある。でも、そこから想像力を膨らませることは、人生を豊かにしてくれる。 その想像力こそが、自分の知らない世界の人々の心を感じることの訓練なのかもしれないな。 YAの課題図書にあった本だけど、小学生の娘にも読めそうだ。 これも行きし帰りし物語のひとつとして、楽しめそう。
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