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騎士団長殺し(第2部) 遷ろうメタファー編
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騎士団長殺し(第2部) 遷ろうメタファー編

村上春樹(著者)

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騎士団長殺し(第2部) 遷ろうメタファー編

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/02/24
JAN 9784103534334

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商品レビュー

3.8

491件のお客様レビュー

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2026/08/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『1Q84』でも描写されていたが、一度今いる現実を離れて、戻ってきた世界が元の現実かどうかわからないという描写が印象に残る。 現実世界から異世界(メタファーの世界?)へという動きは浦島型。帰ってくる世界では時が経過している上に、その世界が元の世界かどうか確かめる術もない。それが元の現実であろうとなかろうと、まりえは戻ってきて、「私」にはユズの子むろが生まれ、「私」は受け入れるべき世界として見なすことができたんだろう。 また、最後の免色と「私」の対比的な描写がよかった。免色はまりえは自分の子なのかという疑いを自分の存在意義に繋げ、「私」はむろは自分の子であるという信念を存在意義に繋げていく。だけども、普通に考えれば、現実的に肉体関係があった免色の方で、免色こそ「まりえは自分の子である」と信じるべきである。一方ユズとの現実的な肉体関係がない「私」の子がむろだというのは無理がある。ただ、「私」は夢の中での出来事をむろの存在に繋げているし、ユズもその考えを受け入れる。また、むろの名前自体もユズが見た夢から来ていると思うと、現実世界での出来事よりも、夢の世界の出来事が正しいと思えてくる。 タイトルにメタファーとあるくらいなので、「私」が迷い込んだ世界がなんらかのメタファーであって、そのメタファーはまりえが過ごした4日間を示しているのかとも思うが、描写があまりリンクしなかった。 まりえが自分の母のイフクに守られるようになった時の、免色であって免色でないものは「私」が免色の肖像画の中に描いてしまったよくないものなのか? あの時の、スズメバチとは?致死的なものとは…? さらに、妹「コミ」が何を示すのか。 妹コミは富士山の風穴で魂を吸われたとあるけども、至る所で出てくる穴はなんなのか? 謎が謎のまま完結していくのだが、それはそれでいいのかもしれない。 いや、冒頭に私がメタファーの世界で川を渡してもらった顔がない船乗りの絵を描かなければならないとなっているから、 完結後あの場面に行き着いたのだとしたらあのあと私はどうなってしまったんだろう? まりえにペンギンのお守りを返せたのだろうか?

Posted by ブクログ

2026/07/16

第2部 還ろうメタファー編 “自分の絵を描きたい”という主人公の思いに共感します。私は絵はやりませんが、“自分の書を書きたい”と思い続けているので。 ストーリー中に殺しの場面があります。“自分の殻をぶち破る”ということを“殺す”というワードで表現したのではないかと思いました。...

第2部 還ろうメタファー編 “自分の絵を描きたい”という主人公の思いに共感します。私は絵はやりませんが、“自分の書を書きたい”と思い続けているので。 ストーリー中に殺しの場面があります。“自分の殻をぶち破る”ということを“殺す”というワードで表現したのではないかと思いました。主人公は、殺しの場面や秋川まりえとの関わりの中で、変化しています。画家としても1人の男性として妻との関係を築く上でも、前進しています。 所々『ねじまき鳥クロニクル』と似ている部分がありました。不穏な夫婦関係、戦争の残虐性、穴に入る、自身を変えるきっかけとなる少女の登場.... 結末を比較すると、どちらも明るい兆しが感じられました。しかし、『騎士団長殺し』の方が、子供が介在しているという点において、より未来への希望を感じました。 様々に感情を揺さぶられる読書体験で、非常に気持ちが高揚しました。小説が終わりに近づくにつれ、静かにデクレッシェンド、リタルダンドして最後はピアニッシモで余韻を残して終わる。そんなイメージでした。読書で得られる快楽、MAXでした。 (2026.7.13読了)

Posted by ブクログ

2026/07/14

途中で妙なファンタジー風に転じて、相変わらずだなぁと思った。これが村上ワールドで何かを示唆してるんだろうと思うけど、またかといった感じ。

Posted by ブクログ

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