商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2017/02/24 |
| JAN | 9784103534334 |
- 書籍
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騎士団長殺し(第2部)
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騎士団長殺し(第2部)
¥1,980
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商品レビュー
3.8
492件のお客様レビュー
本作は、村上春樹さんの長編小説ですが、とても春樹らしい表現で、好きな作品になりました。 文章のリズムがよく、とても心地よく読めましたー
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後半の350ページ過ぎてからの展開はとても面白かった! それまでかなり読むのに苦戦してたのが嘘のように次々と伏線回収がなされ、ラストはめちゃくちゃ良い話やないか〜。 今の自分の状況が自ら選び取った道ではなくて、もしかしたら何か別の強い力によって導かれた運命なのかもしれない。見えて...
後半の350ページ過ぎてからの展開はとても面白かった! それまでかなり読むのに苦戦してたのが嘘のように次々と伏線回収がなされ、ラストはめちゃくちゃ良い話やないか〜。 今の自分の状況が自ら選び取った道ではなくて、もしかしたら何か別の強い力によって導かれた運命なのかもしれない。見えているものが実は真実というわけでもなく、光あるところには必ず影があり両方揃ってひとつであること。そう考えると思い当たる節が幾つもあって。 物事には必ず二面性がある。やっぱり春樹さんはこのことを先ず訴えてきてはるんよな。 それと、雨田具彦が描いた騎士団長殺しの絵。あれは刺されている騎士団長は自分自身だと思って描いたのではと思う。表向きは物語の中でもナチスの上官が刺されて(物語の中の悪)ということになっているけれど。登場人物全てが完璧ではないところにもそれが表れてた気がした。そもそも人間というのはどこまでも身勝手なものであると。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『1Q84』でも描写されていたが、一度今いる現実を離れて、戻ってきた世界が元の現実かどうかわからないという描写が印象に残る。 現実世界から異世界(メタファーの世界?)へという動きは浦島型。帰ってくる世界では時が経過している上に、その世界が元の世界かどうか確かめる術もない。それが元の現実であろうとなかろうと、まりえは戻ってきて、「私」にはユズの子むろが生まれ、「私」は受け入れるべき世界として見なすことができたんだろう。 また、最後の免色と「私」の対比的な描写がよかった。免色はまりえは自分の子なのかという疑いを自分の存在意義に繋げ、「私」はむろは自分の子であるという信念を存在意義に繋げていく。だけども、普通に考えれば、現実的に肉体関係があった免色の方で、免色こそ「まりえは自分の子である」と信じるべきである。一方ユズとの現実的な肉体関係がない「私」の子がむろだというのは無理がある。ただ、「私」は夢の中での出来事をむろの存在に繋げているし、ユズもその考えを受け入れる。また、むろの名前自体もユズが見た夢から来ていると思うと、現実世界での出来事よりも、夢の世界の出来事が正しいと思えてくる。 タイトルにメタファーとあるくらいなので、「私」が迷い込んだ世界がなんらかのメタファーであって、そのメタファーはまりえが過ごした4日間を示しているのかとも思うが、描写があまりリンクしなかった。 まりえが自分の母のイフクに守られるようになった時の、免色であって免色でないものは「私」が免色の肖像画の中に描いてしまったよくないものなのか? あの時の、スズメバチとは?致死的なものとは…? さらに、妹「コミ」が何を示すのか。 妹コミは富士山の風穴で魂を吸われたとあるけども、至る所で出てくる穴はなんなのか? 謎が謎のまま完結していくのだが、それはそれでいいのかもしれない。 いや、冒頭に私がメタファーの世界で川を渡してもらった顔がない船乗りの絵を描かなければならないとなっているから、 完結後あの場面に行き着いたのだとしたらあのあと私はどうなってしまったんだろう? まりえにペンギンのお守りを返せたのだろうか?
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