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黒書院の六兵衛(下) 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2017/01/06 |
| JAN | 9784167907679 |
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黒書院の六兵衛(下)
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黒書院の六兵衛(下)
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商品レビュー
3.6
31件のお客様レビュー
慶応四年戊辰四月十一日 江戸城は新政府軍に引き渡された。的矢六兵衛は置物のように動かない。下巻では六兵衛は「慶喜公」「天朝様」「イギリス国公使の間者」などさまざまな憶測を読んだ。 年号は明治となり、江戸は東京と呼ぶようになるが六兵衛は十ヶ月あまりの間、横臥もせずじっと座っている。...
慶応四年戊辰四月十一日 江戸城は新政府軍に引き渡された。的矢六兵衛は置物のように動かない。下巻では六兵衛は「慶喜公」「天朝様」「イギリス国公使の間者」などさまざまな憶測を読んだ。 年号は明治となり、江戸は東京と呼ぶようになるが六兵衛は十ヶ月あまりの間、横臥もせずじっと座っている。 六兵衛の説得に大村益次郎、木戸孝允など歴史上の傑物も登場してきてコメディのようであったが17歳の聖上(おかみ)との対面をもって六兵衛が座を辞する。言葉はないが三百年にわたる武士の勤仕をやり通したような感があり、爽快な物語の締めの描写だった。
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(借り物)下巻。結論から言えば下城するものの、結局、「四千両を払ってまで旗本の身分ごと手に入れ、その身分を利用して江戸城に居座った理由」と「頑なに居座った後に唐突に下城した理由」がいまいちよく分からなかった。消化不良ではあるものの、六兵衛以外の登場人物同様、なにやら神格化したくな...
(借り物)下巻。結論から言えば下城するものの、結局、「四千両を払ってまで旗本の身分ごと手に入れ、その身分を利用して江戸城に居座った理由」と「頑なに居座った後に唐突に下城した理由」がいまいちよく分からなかった。消化不良ではあるものの、六兵衛以外の登場人物同様、なにやら神格化したくなった。実際、正体がわからないままなのはそういうことなのかも知れないと思うことにした。(解説を読めば多少は理解できるかも)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結局、的矢六兵衛とは何者だったのか?下巻に入り著者得意のコメディ要素がヒートアップする傍らで、六兵衛自身もどんどん上席へ移りゆき途中鰻で腹を壊しつつも、最終的には明治天皇の龍顔を真正面から見つめるまでに大出世(?)する。そんな六兵衛を見守る者たちは最初こそ「排除必至の異物」として接していたのが、そのうち「忘れられた武士道」や「崩壊した幕府の未練」を体現する尊敬と畏怖の対象となり、最後には滅びゆく武士の気高さや時代に抗う孤高の魂をその存在に感じるようになる。言葉少なでも信念を貫く姿が心に深い余韻を残す。
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