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星群艦隊 創元SF文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2016/10/31 |
JAN | 9784488758035 |
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商品レビュー
4.3
12件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3部作なのは事前に知っていた(オビにも書いてある)ので、拡げた大風呂敷をどう回収するのかに興味があった。 結果としては、回収しない(;皇帝の争いにオチは付けない)という終わり方になっていた。 同様の世界観で新作が出ているのを知っているし3部作も後ろに行くほど面白くなっていったのだが、 それでも1巻がひどい出来だったという印象が強い(単独で買っていたらその後を買わないぐらい)ので、次回作を買うかは微妙なところ。
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ゼイアト通訳士のおかげで一気に面白くなった。慣れてきたせいもあるかもしれないけど、三部作の中でこの巻が一番好き。
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あなたが、まだ前の2作を読んでいないのなら、そこから始めることをお勧めします。 きっと<叛逆航路>シリーズは、三部作というより超長編SF小説なのでしょう。 「素晴らしい想像力をお持ちの方」以外は、ぜひ順番に読んで。 さて、三部作最終話『星群艦隊』。 派手目なアクションシーンも加...
あなたが、まだ前の2作を読んでいないのなら、そこから始めることをお勧めします。 きっと<叛逆航路>シリーズは、三部作というより超長編SF小説なのでしょう。 「素晴らしい想像力をお持ちの方」以外は、ぜひ順番に読んで。 さて、三部作最終話『星群艦隊』。 派手目なアクションシーンも加わり、ラドチ皇帝アナーンダとの対決はいよいよクライマックスの盛り上がりをみせる。 さらに前作で謎だったゲートの向こうに潜む影が、徐々に明らかに……。 特にこの編で、人の話の中だけではなく「通訳士」という実態で登場する「蛮族(エイリアン)プレスジャー」の存在が、ものすごく重要になる。 プレスジャーとの条約は「人類は意義ある非人類を殺さない⇔プレスジャーは人類を殺さない」というもの。 「通訳士」は、常に人類の文化や文明などを観察し、条約履行状況を報告しているようだ。 終盤で皇帝が通訳士に「AIや属躰は私(人類)が作った所有物であって、非人類ではない」と主張すると「すべての人類は人類自身から作られているのに、どう違うのか?」と反論される(この時代、人の誕生はすべて人工授精で皇帝自身はすべてクローン、でも哲学的には自然出産も含めてもいいかも)。そのとき、絶対であったはずの皇帝がプレスジャーを前にひれ伏すのか……。 異なる者の存在に対する「畏怖」と「嫌悪」から「排除しようとする感情」、これらを乗り越えないと<共存する社会>は生まれ得ない。 「書きたい事がなければ物書きではない、面白くなければ小説家ではない(と誰かが言っていた?)」……面白かった。
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