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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/10/26 |
| JAN | 9784087716702 |

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商品レビュー
3.8
173件のお客様レビュー
登場人物それぞれに物語があって、それが丁寧に描かれている作品でした。 派手な場面はあまりないけれど、地道に捜査を進める緒方や、神場と香代子がお遍路の途中で出会う人々と交流するところ、合間の電話など、リアルさが感じられました。最後はもうひと捻りあるのかな、と期待しましたが。 緒方が...
登場人物それぞれに物語があって、それが丁寧に描かれている作品でした。 派手な場面はあまりないけれど、地道に捜査を進める緒方や、神場と香代子がお遍路の途中で出会う人々と交流するところ、合間の電話など、リアルさが感じられました。最後はもうひと捻りあるのかな、と期待しましたが。 緒方がとても頼もしい人でした。
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冤罪を疑ったまま刑事を引退した主人公が、お遍路を回りながら今起きている事件の操作協力をする話しなので、ずーっと暗い。 過去の記憶から前に進めず、自分と戦っている。 刑事という仕事は対人なので、リアルな姿なのだろう。 今の時代に自分を犠牲にして働く熱血刑事はいるかな…いてほしいな。...
冤罪を疑ったまま刑事を引退した主人公が、お遍路を回りながら今起きている事件の操作協力をする話しなので、ずーっと暗い。 過去の記憶から前に進めず、自分と戦っている。 刑事という仕事は対人なので、リアルな姿なのだろう。 今の時代に自分を犠牲にして働く熱血刑事はいるかな…いてほしいな。 四国八十八ヶ所は私もいつか行きたいと思っていたのでイメージができた。はやく行きたくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ザ・警察小説、って感じの、教科書みたいな王道ストーリーだった。 退職した初老の元刑事が、新しく発生した事件をきっかけに、過去に関わった事件の後悔と向き合い、新事件の解決に乗り出す、っていうわりと定番設定なやつ。 (主人公が退職間際ってパターンもあるけど) だけどこの作品は、主人公が直接捜査に関わることはなく、思いついたアイディアを現役の後輩たちに電話で提供するだけで、自らは妻と二人で四国八十八カ所巡りをしている。 いわゆる揺り椅子探偵の立ち位置で、遠くから画期的な推理をしたりするのかなと思ったけど、基本的にはまあ「絶対あきらめずにがんばれ」って励ますくらいで、最後に決め手になったアイディア(トラックの中に軽自動車隠す)ってのも、なんとなく、それって現役刑事たち誰も思いつかんかったんか?って思わなくもない。 緊迫感あるアクションとかもなかったので、うっすらそういうのを期待してた私はちと拍子抜けといえば拍子抜けではあったんですが……。 でも、作品の主旨としては、巡礼の旅をしている主人公と、道中で出会ういろいろな人の人生が交錯する人間ドラマを描きたかったんだろうなあと。 10年前の作品なんだけど、なんとなく全体から漂う昭和感。 亭主関白で不器用な主人公、夫唱婦随だが芯が強い妻、現代的でよく出来た娘。 (しかし小説の中の刑事の嫁ってのはこの出来すぎ専業主婦or愛想つかせて出て行く嫁かのどっちかしかいないのか…?) 価値観も一昔前っぽい(「娘さんを僕にください」が成立する世界)からなのか、途中で出会う人たちの人生エピソードもなんとなく昭和的な重さと暗さがあって、このあたり中年世代にはまっすぐ刺さる気がする。 主人公の一番大事な部分である「死ぬまで刑事は刑事」って信念も、すごく頼もしくもあり魅力的なんだけど、同時に、自分が家族だったらやだなあ、ともちょっと思ってしまった。 若手刑事も時間外労働どんとこいだし、そういうのが尊かった時代なんだよなあ。 女性作家が書いたとは思えないくらい、理想的な糟糠の妻だしさ(実際ぬか漬けとか作ってる)。 とはいうものの、主人公の過去や人となりが次第に明かされていくような構成なので、中だるみすることもなくどんどん面白く読めたのはさすが…。 ものすごく心動かされて感涙とか、ハラハラドキドキを楽しむタイプの作品じゃないので、不器用で信念のある男の人生の悲哀をじんわり味わう、っていうのが正解な気がしました。 あと、自分もお遍路でいくつか札所を回ったりしているので、行ったことあるところは風景思い出したりして楽しかったです。
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