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銀の匙 新潮文庫
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銀の匙 新潮文庫

中勘助(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/09/28
JAN 9784101205717

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商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2025/12/15

子どもの純粋な視点を通して見た世界が鮮やかで美しい。 主人公のように繊細で感受性の強い男の子はこの時代さぞ生きづらかっただろうと切なくなるエピソードもあるが、いつも味方でいてくれる伯母さんの深い愛情に何度も胸を打たれた。 子ども時代に感じた愛しさや感動、疑問、悔しさ、無力感など、...

子どもの純粋な視点を通して見た世界が鮮やかで美しい。 主人公のように繊細で感受性の強い男の子はこの時代さぞ生きづらかっただろうと切なくなるエピソードもあるが、いつも味方でいてくれる伯母さんの深い愛情に何度も胸を打たれた。 子ども時代に感じた愛しさや感動、疑問、悔しさ、無力感など、様々な感情が思い起こされる趣深い作品だった。

Posted by ブクログ

2025/12/02

夏目漱石、絶賛! 子供の純粋無垢な心が手にとるように描かれている名作 明治期から大正期にかけて書かれた、著者の自伝的小説です。 子供の繊細な感性が、美しい日本語で描写されていました。読了後、心が洗われたかのような気持ちになりました。 幼い頃、虚弱体質だった主人公を、愛情深く...

夏目漱石、絶賛! 子供の純粋無垢な心が手にとるように描かれている名作 明治期から大正期にかけて書かれた、著者の自伝的小説です。 子供の繊細な感性が、美しい日本語で描写されていました。読了後、心が洗われたかのような気持ちになりました。 幼い頃、虚弱体質だった主人公を、愛情深く育んでくれた伯母さんとの思い出が、とても印象的でした。この伯母さん、主人公のお友達まで探してきてくれるのです。箱入り息子のように大事にされた主人公は、人の情を骨の髄まで感じることができ、幸せであったと思います。 他人の子供時代の文章を読みながら、自分の幼少期の記憶も自然と引き寄せられてくるのが不思議でした。懐かしい情景がたくさん浮かんできて、温かい気持ちになりました。 年老いた伯母さんと主人公の再会場面は、涙を誘います。 銀の匙は、主人公が薬を飲むときに使っていたものです。伯母さんがこの銀の匙で、薬を飲ませてくれました。伯母さんと主人公の絆がタイトルになっていて、素敵です。

Posted by ブクログ

2024/02/13

なんて味わい深い作品なんだろう。 記憶の片隅にあるような淡い記憶。甘塩っぱいような、やわからくて懐かしい匂いのするそれらは、小箱の中にしまってあった銀の匙のように、かけがえのない思い出として心のなかに残っているもの。 時代は明治。当時を知らないのに不思議と懐かしさを覚える。 とて...

なんて味わい深い作品なんだろう。 記憶の片隅にあるような淡い記憶。甘塩っぱいような、やわからくて懐かしい匂いのするそれらは、小箱の中にしまってあった銀の匙のように、かけがえのない思い出として心のなかに残っているもの。 時代は明治。当時を知らないのに不思議と懐かしさを覚える。 とても内気な少年の心の内が、美しい情景とともに繊細に描かれており、まるで詩のような美しさがある。 五感を研ぎ澄ませたら、こんな風に世界の美しさに気づけるのかな。 少年は、伯母の愛情に包み込まれた幼少期を過ごし、賢い青年へと成長した。軟弱だけど愛おしい少年。その面影がなくなってしまったようで寂しく思ったが、それは違ったようだ。だって、青年は小さな銀の匙を見ただけで、こんなにも色鮮やかに記憶が蘇るのだもの。それは少年時代の心が残っているということ。 あとがきにある、高校の国語の授業で3年間を通してこの本を学んでいくというのが、どんな授業なのかとても気になった。

Posted by ブクログ