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きまぐれ星からの伝言
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きまぐれ星からの伝言

星新一(著者)

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きまぐれ星からの伝言

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784198642204

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商品レビュー

4.2

8件のお客様レビュー

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2024/10/03

星新一さんの情報で頭が埋め尽くされたと言っても過言ではない。 星新一賞が人間以外の応募でもいいなんて、面白すぎるやろ!!

Posted by ブクログ

2023/11/23

夏休み遊びに行ったいとこの本棚で、星新一さんに出会い、むさぶる様に読みました…今読んでもタイムワープしたかの如く、年を感じさせない作品群だなぁと思います。  星さんの種明かし的なお話が、面白かったです。

Posted by ブクログ

2023/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あなたの知らない星新一の世界 1957年にデビュー。1997年に亡くなられるまでに1000編以上のショート・ショートを書いた偉大な作家、星新一氏。もちろん僕も大きな影響を受けています。  その星氏の業績をまとめた本が出ました。『きまぐれ星からの伝言』(徳間書店)。ブラッドベリ作品の翻訳、エッセイ、インタビュー、対談、アンケート、座談会などなど、単行本未収録の文章を集めた、星ファンなら狂喜乱舞ものの1冊。  ショート・ショートや短編、5本が再録されています。「ボッコちゃん」などの知名度の高い作品を避け、マイナーだけど面白いものが選ばれているのがいいですね。中でも「ミドンさん」はすごく面白い。小松左京「牛の首」を思わせる話ですが、ヒントになったのはアラン・ネルスン「ナラポイア」かも? とにかく上手いし、全体のタッチが「これぞまさに星作品」という感じなんですよ。おすすめです。  SF関係者15人(新井素子、池澤春菜、小川一水、恩田陸、北野勇作、谷甲州、飛浩隆、酉島伝法、長谷敏司、藤井太洋、藤崎慎吾、牧野修、宮内悠介、森岡浩之、山本弘)による星作品解説のページもあります。各執筆者が選んだ作品を見ると、「ああ、なるほど。この人ならこれを選ぶだろうな」と思えるものや、逆に「え? この人がこれを?」と意外なものもあって、それを見るだけで楽しめます。  僕も『進化した猿たち』の解説を書かせていただきました。僕が若い頃に愛読した本だということもありますが、やっぱり星さんを語るには、これをはずすわけにはいかないと思ったものですから。  僕の「スタンピード!」や新井素子さんの「あたしの中の……」が佳作になった第一回奇想天外SF新人賞の選考座談会(1978年2月号)も収録されています。当時、僕は21歳。小松さん、星さん、筒井さんというSF界の3巨頭に認められて、かなり舞い上がったものでしたが、この歳になって選評を読み返すと……えー、未熟さを思い知らされて、すごく面映ゆい(笑)。ちなみにこの賞の第2回では、谷甲州さんと牧野修さんもデビューしています。  他にも興味深かったのが、『三田文学』1970年10月号の福島正実氏との対談。司会役の編集者が、SFについて「純文学の方から言うとなぜあんなものをやるのか、どうしてあんなものにこだわるのかと言うことがあるのですが」と発言するんです。SF作家2人を前にして「あんなもの」って……。  それに対する星氏の反応は、 > 「SFをあんなものと思っている人がいたとは、これこそぼくの日常性への衝撃だ。息がとまりかけた。非常に面白い現象だぞ」  また星氏は、ヒューマニズムに燃える医師団がネパールに乗りこんで病気を治した結果、人口が増えて貧民が増えたという現象を取り上げ、「これなんか一種のヒューマニズム公害ということじゃないかな。重大なテーマの一つに思える」と発言。それに対し、『三田文学』の編集者はこう言います。 > 「公害が文学になるのですか」 > 「なぜ文学があんなものにこだわらなければならないのですか」 > 「そんなことを書いても文学にはならないと思いますが」  これには驚きました。星氏の言葉じゃないですが「ぼくの日常性への衝撃」です。1970年ごろの純文学界には、公害を「あんなもの」と考え、「文学にはならない」と思っていた人がいたとは。さすがに今の純文学界には、こんな人はいないと思いますが……。  人の常識なんて永遠不変じゃない。ほんの数十年でころりと変わるもの。あらためてそれを思い知らされました。こういうのもSFのテーマになりますね。

Posted by ブクログ

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