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ゴリオ爺さん 光文社古典新訳文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/09/08 |
JAN | 9784334753375 |
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ゴリオ爺さん
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
「今度はおれが相手だ!」 物語の最後、主人公のラスティニャックがパリの街へ向かって放ったセリフです ラスティニャックとパリの間に何があったのか?めっちゃ気になるよね ならない?いやなってよ!(懇願) はい、というわけでユッキーのリクエストに応えて19世紀のフランスを代表する作...
「今度はおれが相手だ!」 物語の最後、主人公のラスティニャックがパリの街へ向かって放ったセリフです ラスティニャックとパリの間に何があったのか?めっちゃ気になるよね ならない?いやなってよ!(懇願) はい、というわけでユッキーのリクエストに応えて19世紀のフランスを代表する作家のひとりバルザックの『ゴリオ爺さん』を読みました いやーすげーわバルザック こんな悲劇いや喜劇を読まされるかね 『ゴリオ爺さん』はバルザックが書いた〈人間喜劇〉という小説群の1作なんよね 〈人間喜劇〉というのはひとつの世界観の中でたくさんの小説が書かれていて、それぞれが当時のフランスを分析して描いているんだけど、大きな特徴として「人物再登場法」と呼ばれる手法を使って書かれているんです これはあっちで主人公だった◯◯がこっちで脇役として登場するってな具合に登場人物が作品を横断して登場することで作品同士を繋ぎ合わせるって手法です 分かりやすく言うと森山明夫さんですね(珍しくほんとに分かりやすい) 森山明夫さんの超先駆けつか元祖ですな 最多で三十一作品登場するキャラクターがいるのでスケールがでかい はい『ゴリオ爺さん』の話に戻りますよね う〜ん、難しいな〜 あらすじとか書く? いやめんどくさいなw まぁ、とにかく19世紀パリの社交界を舞台に悲喜こもごもの物語が展開するわけです 社交界でのし上がりたいけど、田舎で家族に愛されながら育った学生ラスティニャックは純真な心も捨てきれない ひと癖もふた癖もあるつわ者たちに翻弄されまくる中でゴリオ爺さんと二人の娘たちの間の歪んだ愛憎劇にも巻き込まれちゃう いやこれがほんとひどいのよ、どいひーなのよ もう腹立ってしゃーない なぜならさ、わいの心のなかにもきっとそんなひどい感情があることをバルザックに見透かされてるような気がするからなんよね 人のもつ利己的な内面を「隠しても無駄、お前も持ってるだろ?」ってバルザックに暴かれてるような気がするんよね これからいつもいつも影の中でバルザックに見られていて自分勝手な振る舞いをする度にバルザックにニヤリと笑われているような そんな気にさせられる物語でした 今度はスタンダールが相手だ!
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なんという悲劇、いや喜劇か。こんな日常にはとても我慢できないだろうな。金、金、金の生む人間喜劇というか、パリという国が生み出したものなのか…いや、こんなことは世界のどこにだってあるよな。日本で言えば、始まったばかりの大河の時代なんかその最たるものなんだろうな。 まぁでも、ゴリオ爺...
なんという悲劇、いや喜劇か。こんな日常にはとても我慢できないだろうな。金、金、金の生む人間喜劇というか、パリという国が生み出したものなのか…いや、こんなことは世界のどこにだってあるよな。日本で言えば、始まったばかりの大河の時代なんかその最たるものなんだろうな。 まぁでも、ゴリオ爺さんの奥さんはいつどこでいなくなったんだろう…
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ああ!なんという!レストーめ…わたしがいるんだ、そうはさせるか!やつの行く手に立ちはだかってやるからな。…そうだ、やつには後継者が必要だ!よかろう、よかろう。わたしがやつの息子をさらってやろう。しまった、それはわたしの孫ではないか。」ココ、読み返すたびにいつも吹いてしまいます。
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