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ゴリオ爺さん 光文社古典新訳文庫
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ゴリオ爺さん 光文社古典新訳文庫

オノレ・ド・バルザック(著者), 中村佳子(訳者)

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ゴリオ爺さん 光文社古典新訳文庫

1,386円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/09/08
JAN 9784334753375

ゴリオ爺さん

¥1,386

商品レビュー

4.2

29件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • ゴリオ爺さん
  • 社交界の虚栄心
  • 愛憎劇と人間関係
  • 19世紀パリの群像劇
  • 利己心と純真な愛
  • 滑稽さと悲劇の交錯
  • 人物再登場法の巧妙さ
  • 財産と親子の絆
  • 心の奥底に潜む感情
  • 社会の現実と幻想

人間の欲望や利己心を描いた群像劇が展開される本作は、19世紀パリの社交界を舞台にしています。主人公ラスティニャックは、愛する娘たちに全財産を注ぎ込むゴリオ爺さんや、様々な人物たちと交錯しながら、純真な心と社交界の現実に翻弄されます。物語は、彼らの複雑な人間関係を通じて、社会の虚栄心や愛憎劇を巧みに描写しています。特に「人物再登場法」と呼ばれる手法により、作品同士のつながりが生まれ、登場人物たちが横断的に活躍する様子は圧巻です。読み進めるうちに、登場人物たちの利己的な行動が自らの内面を映し出しているように感じられ、読者は自らの心の奥底にある感情に向き合わせられます。滑稽さと悲劇が交錯する中で、深いメッセージが伝わる作品です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

よくわかってなのだが、当時のフランスでは不倫が普通なの? 子供の不倫相手をお父さんが後押しするなんてことあるの? ゴリオ爺さんが不憫すぎてびっくりした。娘2人を甘やかしすぎ?嫁がせたところまではいいけど、そのあとにお金渡しすぎ。 ラスティニヤックは、学生ならちゃんと勉強しようよ、ラスト、また社交界に乗り込む?感じで終わってしまったけど。 最後まで通してどんな風に感じていいかよくわからない作品だった。

Posted by ブクログ

2026/09/26

ルイ16世の処刑、恐怖政治、食糧危機、第一帝政、復古王政と不安定な社会情勢で、ブルジョワジーと貴族が織りなす、金と虚栄心にまみれた泥沼の社交界が舞台。 金に執着せず、2人の娘を一心に愛する父性愛の塊であるゴリオ。 田舎の若者らしい良心をもち、パリの社交界の泥沼のなかで出世欲か...

ルイ16世の処刑、恐怖政治、食糧危機、第一帝政、復古王政と不安定な社会情勢で、ブルジョワジーと貴族が織りなす、金と虚栄心にまみれた泥沼の社交界が舞台。 金に執着せず、2人の娘を一心に愛する父性愛の塊であるゴリオ。 田舎の若者らしい良心をもち、パリの社交界の泥沼のなかで出世欲からくる悪と善良さの間で葛藤していくラスティニャック。 この2人を中心に、社交界の泥沼な人間模様が巧みに描き出されている。 っていうか、ゴリオの父性愛ってもう自己中心的すぎ! 娘に依存しすぎ!これを養育といってよいわけがない。 そして、社交界の汚さ。ラスティニャックの良心も、もう捨て去られる寸前…。 バルザックといえば、人物再登場なる技法を初めて使った人でもある、近代文学の祖ともいわれる人。 実はこのラスティニャックは、バルザックの別作品「あら皮」で青年として登場している人物だとか。 それを、ゴリオ爺さんで若者として再登場させているわけですね。 気になる! ラスティニャック、お前の良心は一体どうなったんだ。 たぶん、当時の読者も気になったに違いない。 こうやってバルザックは巧みに、読者を自分の別の作品に誘導したのではないかと思うのです。 わたしも読みたい。人間喜劇を全巻読みたい。 ただ、この手のものはやっぱり邦訳によって読みやすさも違ってくるし、そしてもうこの人間喜劇、全巻手に入れることのほうが難しいのですね。 ざんねん。

Posted by ブクログ

2026/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シュテファン・ツヴァイクの「四人の巨匠」つながりで、先日は四人目の巨匠・モンテーニュを少々追っかけてみたが、その前に実は、一人目の巨匠・バルザックに興味がわき、その代表作である「ゴリオ爺さん」を読み始めていた。毎日刻みながら読んでいたが、けっこう長く、やっと読了することができた。 時は1819年、パリのカルチェ=タランの外れにある賄いつき下宿屋「ヴォケール館」が舞台である。バルザックの生没年は、1799年5月20日-1850年8月18日で彼が35歳の時に発表された作品だ。 今になって、国も時代も異なる「古典文学」を読むことに意味があるのか・・・という発想もあるかもしれないが、実は、自分はどういうわけか「古典文学」の魅力はまりつつあるようだ。 1819年はまさに「王政復古期」であり、その時代のパリはどんなだったのか? ブルボン朝=絶対王政の絶頂期を築いた名門王朝だったが、その後フランス革命が勃発し、ブルボン朝は衰退。王侯貴族は亡命を余儀なくされた。共和制がしかれ、やがてナポレオン時代を迎えるが、彼もやがて失脚の日を迎え、1814年ころ再びブルボン朝が息を吹き替えす。この期のことを「王政復古期」という。 この時期の特徴は、旧貴族は家柄のみあって資金をもたない。一方革命後、ブルジョワ階級が金権を獲得し、貴族はブルジョワ階級に資金をもとめ、ブルジョワ階級は社会的な位置を求めるため貴族をつながろうとする。そのマッチングの場が、この時代のパリの「社交界」であったというわけだ。 舞台設定をされた「ヴォケール館」には、7人が下宿している。田舎貴族の大学生・ラスティニャック、革命後製麺業でがっつり儲けた裕福な年金生活者・ゴリオ爺さん、元役人のポワレ老人、ポワレ老人といつもセットの老嬢ミショノー、父に娘と認知されない不幸なヴィクトリーヌ・タイユフェール嬢と、その彼女の母親代わりのクチュール婦人。そして得体のしれない中年男ヴォートラン(実は徒刑囚の頭目・ジャックコランと後に判明)である。 そして「ヴォケール館」を営む女主人がヴォケール夫人だ。 よくもこんな個性豊かな人物たちを、同じ下宿に住まわせたものだと、著者バルザックの天才ぶりに感動してしまうが、さらに驚きなのは、彼が創りあげたキャラクターを複数の作品に登場させる「人物再登場法」というのを編み出したこと。彼の生み出したキャラクターはあたかも実在するかのように、種々の作品のワールドで動き回るのである。読者としては、違う小説のワールドを覗いてみて、あるキャラクターの違う側面もみてみたいと思うものである。そういうバルザックの楽しみ方もある。 さて、本作にもどり、内容を振り返ってみると、そこには、王政復古期のパリの社交界の華やかさと、その裏側にある「金と野望と虚飾と非情」が浮き彫りにされてくる。時代や舞台は変われど、人間の生々しい姿は、現代と形を変えただけで、その本質は全く変わらない。 ゴリオ爺さん(製麺業でのしあがったブルジョワの一人)の2人の娘(ともに社交界に生きる)に対する一途な愛と、その愛を利用するだけ利用して使い捨てる、要は父親からお金をむしり取るだけ取って捨てる、そういう娘たちの非情、また、そういう醜い構造を当たり前のように生み出してしまう「社交界」というものの恐ろしい魔力。そして未だその魔力を知らずして「社交界」に飲み込まれていく純粋な学生・ラスティニャック、あるいは世の中の酸いも甘いも知り尽くしたヴォートランの野望など、この一つの小説の中に渦巻く、様々な人間模様を読み取ることができる。 そういう人物像を鮮やかに描ききる本物の作家の作品に触れる魅力というものを再発見した気分だ。

Posted by ブクログ

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