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とっぴんぱらりの風太郎(上) 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/09/02 |
JAN | 9784167906894 |
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とっぴんぱらりの風太郎(上)
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とっぴんぱらりの風太郎(上)
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商品レビュー
3.8
53件のお客様レビュー
上巻読み終わった~。この本が本屋大賞(5位)に選ばれる理由がとてもわかる。登場人物や風景が生き生きとして、頭に浮かんでくる。まるで漫画を読んでいるかのよう。ストーリー以上に、それが魅力的。下巻も楽しみ。
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再読です。 前回読んだ時はただただ斬って斬られての凄惨なところばかりに目がいってしまい、「面白かったけど、もう読むことはないかもな」くらいに思っていましたが、文庫本(上・下)をちゃんと本棚に取っておいてよかったです。”万城目学を読み返そう運動”の最後に「(内容的に)重いからな~、どうしようかな~」と思いながら読み出しましたが、さすが万城目作品です。再読もなんのその、内容としてはやはり重くて辛い場面もたくさんあったのですが、読書としては楽しく、さくさくと読み進みました。 時は戦国時代。伊賀の国で忍びとして育った風太郎は、あることがきっかけで伊賀の国を去らざるをえなくなり、忍びとしても用無しになります。京都は吉田山に落ち着いた風太郎は、忍びとしてまた必要とされることを密かに思い続けながら、運命の流れのままに、萬屋で働いたり、ひょうたんに宿る(?)因心居士に現れられたりしながら、己の人生を生きていきます。この上巻は、伊賀で忍びをしていた時からの相棒「黒弓」とひょうたんを育てたりとのらりくらりと話が進むのですが、高台院ねね様からの依頼でひさご様のお供をした時の月次組からの襲撃、昔の忍び仲間「百」からの忍びに戻らないかとの話、そして気づいたら戦に参加していたという出来事が物語るように、下巻に向けて不穏な空気はどんどん濃くなっていきます。 戦が始まると聞いてもどこか他人事だった風太郎ですが、「黒弓」からの文を受け、京都から大阪の堺に行ってみると、実はあの文は「黒弓」からではなく、かつて同じ柘植屋敷で忍びとして育った「蝉」からのもので、嵌められたのだとわかりますが、その時にはすでに遅く、風太郎は戦に巻き込まれていきます。 萬屋の芥下の境遇を聞いていた風太郎は、自分の意志ではなかったにしろ、戦に参加し、幼いころの芥下が体験したことを、自らの手で無実の人々にしてしまう。そのことに大きく風太郎の心は傷つき、言葉にならない思いをその後一生抱えることになってしまう。戦の残酷さをまざまざと見せつけられた気がします。 しかし、風太郎ひとりがいくら精神的に傷つこうが戦は続き、風太郎は自分が生きのびるためにたくさんの敵を殺していくしかない。 この戦での体験が風太郎を大きく変えてしまいます。前半のなんだか少しゆるい感じは一掃され、「戦国時代」、「忍び」という抗えない時代と運命が暗黒となって後半を暗く重く覆っていきます。 ここまでが上巻でした。 素晴らしい大作であることが、もうひしひしと伝わってくるようでした。下巻、読みます!
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忍者風太郎(ぷうたろう)は、殿様の逆鱗に触れ、伊賀の里を追放される。元はと言えば相方•黒弓のヘマと、同じ柘植の忍び屋敷で育った同期の蝉左右衛門•百市らが原因なのだが。京のあばら屋に逼塞した風太郎は、ひょんな事から因心居士という幻術使いの術に囚われてしまう。伊賀忍者への復帰を期して...
忍者風太郎(ぷうたろう)は、殿様の逆鱗に触れ、伊賀の里を追放される。元はと言えば相方•黒弓のヘマと、同じ柘植の忍び屋敷で育った同期の蝉左右衛門•百市らが原因なのだが。京のあばら屋に逼塞した風太郎は、ひょんな事から因心居士という幻術使いの術に囚われてしまう。伊賀忍者への復帰を期して、やはり同期の常世(とこよ)に合力する中で、太閤未亡人•寧々の依頼を受け「ひさご様」という貴人の京見物の案内をするが、月次組(つきなみぐみ)という連中に襲われて…。 上巻は第六章まで。黒弓を訪ねた堺で蝉左右衛門と合流した風太郎は「大坂冬の陣」に参戦する事になる。司馬遼太郎の著作で言うと「果心居士の幻術」+「城砦」の面持ち。歴史エンターテイメントとして面白いです。
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