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行動経済学の逆襲
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行動経済学の逆襲

リチャード・セイラー(著者), 遠藤真美(訳者)

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行動経済学の逆襲

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784152096258

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商品レビュー

3.9

22件のお客様レビュー

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2022/06/11

行動経済学の本は分厚くても面白く読めるのが良い。この分野の本は割と読んでるので、新しく感銘を受けたとかは特になかったけど、あーそうだった、というのはあるので、定期的に触れていないと忘れるから、また読もう。

Posted by ブクログ

2022/05/26

2022/05/26 読了 #rv読書記録 #読書記録 行動経済学がいかに受け入れられるようになるまでかを記した本(であってる…ハズ) 伝統的な経済学(と心理学?)との対立を見るに、今まで読んだ行動経済学と言われている分野がどれほど非難され、跳ね除けられていたか、そのストーリー...

2022/05/26 読了 #rv読書記録 #読書記録 行動経済学がいかに受け入れられるようになるまでかを記した本(であってる…ハズ) 伝統的な経済学(と心理学?)との対立を見るに、今まで読んだ行動経済学と言われている分野がどれほど非難され、跳ね除けられていたか、そのストーリーには感銘を受けた。 経済学関連の知識が必要とされたり表現がそちらによってる部分も多く、その部分の理解は大変だった。 というか、Audibleで3.5倍速で読んでしまったので、 まあそういうことですよね。

Posted by ブクログ

2022/02/20

新しい学問分野(伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑む「行動経済学」)が、学会の権威たちから「棒打ち刑」を受けながらも、影響力を高めていった過程が、自らの研究者人生を振り返りながら、詳細に書かれています。 最近読んだ 「最後通牒ゲームの謎」で「エコン」という言葉を知り、参照文献...

新しい学問分野(伝統的な経済学の大前提に真っ向から挑む「行動経済学」)が、学会の権威たちから「棒打ち刑」を受けながらも、影響力を高めていった過程が、自らの研究者人生を振り返りながら、詳細に書かれています。 最近読んだ 「最後通牒ゲームの謎」で「エコン」という言葉を知り、参照文献にあげられていたこの本を手に取りました。 しかし、「エコン」の定義から書かれているかと思ったら、そうではなく、経済学の世界では「ホモエコノミカス」という経済合理性に基づき行動する人間は、今更定義をおさらいするまでもなく周知のもののようで、「ホモエコノミカス」では長ったらしいので、著者は「エコン」と呼んでいるとだけ書かれていました。 そして、私たちは「エコン」でなく、「ヒューマン」だと。 伝統的経済学のモデルは、みなエコンであることを前提にしている。 しかし、ヒューマンは、全く合理的でない。 同じ金額でも場合によりお得感・ぼったくり感を感じたり、既に払ったコスト(サンクコスト)にとらわれたり、お金をラベリングして、予定していた消費(ラベル通りの消費)と違う内容での消費では躊躇の度合いが違ったり。同額を得ると失うでは、失うことの方が耐えがたい。(メンタル・アカウンティング) また、今と後の消費には、全く違う価値づけをしている。 (セルフコントロール)、、、朝三暮四の猿と同じ。 例えマグカップのごときものでも、一度手にしたら自分のもので、人に渡したくない。(インスタント保有効果) これらアノマリー(エコンはしないと思われているが、現実のヒューマンにはよく見られる行動)を集め、また、経済学者から、最も合理的と思われていた「市場仮説」に抗っていく。 そして、行動経済学の次なる段階として、デフォルト設定変更等を用いて、意思決定をナッジ(誘導)していく。 研究内容が興味深いのはもちろんのこと、読みながら研究環境について感じたことも多々あり。 「大学院生」が研究や論文の執筆に大きな役割を果たしていることに驚きました。(日本でも、そうなのかな?) また、筆者は、ノーベル経済学賞を2017年に行動経済学者として初めて受賞した、とのこと。 登場する経済学者も、ゾロゾロとノーベル経済学賞受賞者らしくて、そのハイレベルな環境にびっくり。 ネットで調べてみると、ノーベル経済学賞というのは、正確にはノーベル財団が認めている賞ではなく、また、現時点で89人の受賞者のうち圧倒的多数は米国出身で、非欧米の受賞者は1人しかいないらしい、とも知り、経済学ってそういう分野だったんだー、と感慨。 ともあれ、著者が自分の研究と取り巻く世界を存分に楽しんでいることはよく伝わってきました。 しあわせなヒューマン、ですね。

Posted by ブクログ

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