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永い言い訳 文春文庫
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永い言い訳 文春文庫

西川美和(著者)

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永い言い訳 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2016/08/04
JAN 9784167906702

永い言い訳

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商品レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 夫婦愛の葛藤
  • 家族再生の物語
  • 突然の喪失と成長
  • 人生の意味を探す
  • 心の傷と癒し
  • 他者との関わり
  • 愛の本質に気づく
  • 言い訳の力と救い
  • 深い感情の交流
  • 映画化された感動作

人が愛することの複雑さと、失ったものを取り戻す過程を描いた物語です。突然の事故で妻を失った作家が、自己中心的な視点から徐々に他者との関わりを通じて成長していく様子が、深い感情と共に描かれています。彼は死んだ妻の親友の子供たちの世話をすることで、新たな家族の形を見出し、愛の本質に気づいていきます。キャラクターたちの心の葛藤や言い訳、そして愛情の再発見が、読者に共感を呼び起こします。作品を通じて、理由を持って生きることの大切さや、言い訳が時に人を救うこともあるというメッセージが伝わってきます。人間の感情の奥深さを感じさせる、心に残る一冊です。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/10/10

西川美和監督の映画が好きで、同タイトルの映画はこれまで2回観たことがある。初回観た時はすごく感動した。何年か経って、内容を忘れてしまい見直した時は、少し落ちいて観られた気がする。そしてしばらく経って、小説を読むことになった。小説でオリジナルストーリーを編み、脚本化し、映像に落とし...

西川美和監督の映画が好きで、同タイトルの映画はこれまで2回観たことがある。初回観た時はすごく感動した。何年か経って、内容を忘れてしまい見直した時は、少し落ちいて観られた気がする。そしてしばらく経って、小説を読むことになった。小説でオリジナルストーリーを編み、脚本化し、映像に落とし込む西川美和という作家を丸ごと体験したくて。 初回観た時は、主人公の衣笠幸夫のクズっぷりに、自分を重ねて観ていた。永遠に亡くしてしまった妻と、死んでも尚向き合えない自分。それを乗り越えたいという意志があった訳でもないが、一緒に死んだ妻の友人遺族との付き合いを経て、結果的に亡き妻にやっと想いを伝えられるようになる。同じことが自分に起きたら、こんなふうにもがき苦しむのだろう、と。 小説は、やはり作家が映像までイメージしながら書いているからか、終始統一感があった気がする。亡くなった妻を想いながら家族を育てている陽一が、風俗の女性に殺してもらいそうになるという奇行の顛末が印象に残った。誰かを思い続けることの成れの果てに、そのみっともなさに心が動いた。愛も恋も、仏教的には執着なのだろう。執着は時に甘美で、時に残酷だ。

Posted by ブクログ

2026/10/01
  • ネタバレ

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幸夫がずいぶんと幼く感じたけど、実際はそんな感じになるのかも。 陽一とは違う意味で、妻の死を認められない。 向き合えないという意味では同じかも。 寂しさを埋めるように、陽一と家族と仲良くなるけど一人の女性の登場でまぁそんな風に脆くなるよねって、別な形を自然と求めるよねと思う。 そーはならなかったけど。 陽一の息子がひたすら不憫でならなかった。 辛い悲しい話なのに、読んだ後は暖かい気持ちになるのが不思議だった。 良い本を読んだな。

Posted by ブクログ

2026/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

我々は、死と、そして生と、どう向き合うのか。 主人公の幸夫は、共感できない嫌味な奴として描かれます。流石は小説家、口はうまくて「作品」は出せるけど、他人を見下して、常に被害妄想ぎみで、子どもから抜け出せない人。 妻が死んだ時も不倫セックスをしていて、その後も関係を続ける、最低な人。 でも、そんな幸夫だからこそ、妻の喪失をどう受け止めるのか、そこにドラマがあります。 それに、僕自身、表面上はうまく取り繕っても、内実、他人を見下したり、自分を正当化したりは日常茶飯事な気がするし、自分の思考を文章にしたときに、果たして幸夫と違いがあるのかどうか…。自信はありません。 だからこそ、このストーリーは、自分事として捉えることができました。 幸夫は、大宮家の子ども達との触れ合いによって癒され、自分の居場所を見つけていきます。保育園児の灯ちゃんとのやり取りは微笑ましくて、ほっこりします。 でも、こうした交流も、妻の死に向き合わないための手段として、幸夫が利用しているものとしても描かれています。 それは一つの真実であって、だから彼は、彼らしい別の方法、小説を書くことによって、妻の死と向き合う事になりました。 そこでどんな葛藤、闘いがあったのか、それは語られていませんが、執筆後の語り口はまるで憑き物が取れたようで、寂しくも晴れやかなラストでした。 文体で幸夫の変化が凄く伝わってきて、改めて、小説という表現は面白いなと感じました。 他者が居てこその自分とか、守るものが人生を豊かにするとか、大事なものは失って気づくとか。 言葉にすると凄くチープで、当たり前すぎます。でも、だからこそ、これらをちゃんと想像して、真に受け止めていくことは難しい。 自分の周りの関係を大事にできなくなってきた時に、また読み返したいと思える作品でした。

Posted by ブクログ

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