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穴 新潮文庫
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穴 新潮文庫

小山田浩子(著者)

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穴 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784101205410

穴

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商品レビュー

3.6

79件のお客様レビュー

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みんなの感想まとめ
  • 異界の日常体験
  • 不穏な農村生活
  • 黒い獣の追跡
  • 甘いお香の香り
  • 不思議な人々との出会い
  • 余白を楽しむ読書
  • 現実と幻想の狭間
  • 心の穴を探る物語
  • 農家の古民家新生活
  • 異常さに潜む不安感

日常から一歩踏み出した先に広がる不思議な世界が描かれています。物語は、夫の転勤で田舎に引っ越した主人公が、見慣れない黒い獣を追いかけて「穴」に落ちるところから始まります。周囲の人々は奇妙で、特に甘いお香の匂いを漂わせる世羅さんや、庭に水を撒き続ける義祖父、正体不明の義兄など、どこか異界の住人のようです。この作品は、現実と幻想の狭間に迷い込み、得体の知れぬ不安感が漂う独特の雰囲気を持っています。

主人公が体験する不穏な出来事や、日常の中に潜む異常さが読者の心に残ります。明確な結末はなく、余白を想像する楽しさがあり、さまざまな解釈を呼び起こします。物語を通じて、心の「穴」や人生の不条理に触れつつ、読者自身もその不気味さに引き込まれていくことでしょう。

※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。

2026/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表紙やタイトルの印象からカフカや安部公房のような小説なんじゃないかと勝手に想像していた。その予想は部分的に合っているところもあれば違っているところもあった。どちらかといえば不条理よりも現実の方がまさっている。 「穴」は、夫である宗明の転勤にともなって、夫の実家敷地内の別棟に住むことになったあさひが体験する不思議な出来事を軸に話が展開する。引きこもりの義兄らしき人物や、認知症の進んでいる高齢の義祖父、世話焼きでなんでもテキパキとこなす姑などと、どう関係を築いていったらいいのか戸惑うあさひ。そして謎の黒い獣の存在。その動物を追って河原の穴に落ちる。それほど深くはないのに、なかなか這い上がれず、たまたま通りかかった近所の世羅さんに助けてもらう。 それまでは同じ県内の都会で仕事も持っていたあさひだが、この田舎に引越すのをきっかけに辞めた。話のラスト、義祖父が亡くなったあと、あさひはコンビニでバイトを始める。この作品は、主婦デビューするあさひの出発の物語かも知れない。都会とは違う論理で動く地方の生活。そういう「現実」に少しずつはまってゆく感覚の描写が、この小説の読みどころであろうか。 併録されている「いたちなく」「ゆきの宿」はどちらも斉木さんという夫の大学時代の友人とその妻洋子さんとの夫婦同士の交友が描かれ、よりいっそう「現実」にそくした内容になっている。

Posted by ブクログ

2026/06/26

田舎に移り住んだ若夫婦。その妻・あさひは、お盆の時期に、不思議な世界に迷い込む。 という感じですか? 義兄の「みんな見たくないものは見ない」という言葉通り、夫の、姑の、舅の、そしてあさひ自身の見ていないものの話かな、と思う。 名前がないものは見えない。 「お嫁さん」と呼ばれるこ...

田舎に移り住んだ若夫婦。その妻・あさひは、お盆の時期に、不思議な世界に迷い込む。 という感じですか? 義兄の「みんな見たくないものは見ない」という言葉通り、夫の、姑の、舅の、そしてあさひ自身の見ていないものの話かな、と思う。 名前がないものは見えない。 「お嫁さん」と呼ばれることで個人名のない役割に収められる。 夫、姑、主人公自身がそれぞれ見ていないものがある。 穴や獣や義兄は、その“見えなさ”を浮かび上がらせる装置である。 また『穴』は、穴をこの世とあの世の境界として読ませる配置を持っている。お盆、川、義祖父の死、義兄の不在/死者性、黒い獣などは、その読みを支えている。しかし、それらの死生観的モチーフは、主人公の変化や家族の記憶、土地の構造を決定的に照らすところまで展開されず、象徴として置かれたままに感じられる。そのため、“あの世との境目なのだろう”とは読めても、“だから何なのか”と感じる。 読めば読めるのだけど、どこまでも退屈だった。そう感じるのは、作品テーマが主人公にとって切実な問題であるのか?という点が私には見えなかったからではないかと思う。 あまりに退屈で表題作以外は読めず。

Posted by ブクログ

2026/06/20

実に難しい小説でした。夫の実家のそばの田舎に移住して体験する不穏な不思議な出来事。穴に落ちることが何を意味するのか。抜け出せない人生の終着点なのか。わかりませんでした。

Posted by ブクログ

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