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の商品レビュー

3.5

58件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

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2024/11/14

終始感じる不穏な空気が純文学好きにはたまらない作品。主人公が初めてその存在を知った引きこもりの義兄とともに自分が落ちた穴を探しに行く川原でまるで昼休みの校庭のようにたくさんの子どもたちが遊んでるシーンが圧巻。

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2024/09/10

自分に理解力がないのかよく分からなかった。 日常の中に何か日常的ではないものを感じつつも他の方のレビューのような不気味さは感じなかった。

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2024/08/17

黒い表紙に白い文字で 『穴』小山田浩子です。 そうそう、これこれ♪ うん、五年ぶりくらい の再読かな。 物語は夫の実家の隣家 に引越すところから。 なんとなんと家賃タダ ! 出かけるのはスーパー とコンビニだけ。 嗚呼、田舎の専業主婦 ♪ あー!いたいたいたー。 ...

黒い表紙に白い文字で 『穴』小山田浩子です。 そうそう、これこれ♪ うん、五年ぶりくらい の再読かな。 物語は夫の実家の隣家 に引越すところから。 なんとなんと家賃タダ ! 出かけるのはスーパー とコンビニだけ。 嗚呼、田舎の専業主婦 ♪ あー!いたいたいたー。 甘いお香の匂いを漂わ せる白塗り世羅さんに、 ホースでひたすら庭に 水撒きしてる義祖父。 この二人が世にも奇妙 な物語感を醸すのよね (笑 ある日、主人公は謎の 黒い獣を追いかけ川縁 の草むらで穴に↓ といって不思議の国の アリスは始まらない。 これつまり現実と幻想 の狭間に迷い込んだと いうお話なのかな・・・ 獣の正体もけっきょく わからずじまいだし。 なんだか私自身も深い 穴に落ちて抜け出せず。 って、え?もしかして 五年前から抜け出せず にいるってこと?(汗 皆さま本作をお読みに なる際は十分ご注意を。 次に奇妙な世界の扉を 開けてしまうのは貴方 かもしれません・・・ ・・・なんてね(ノ≧︎ڡ≦︎)

Posted byブクログ

2024/08/17

不思議な世界観が当たり前のように進み、主人公が自然と順応してる様がゾクっとする。 体調悪い時に見る夢のようなモヤモヤ感。かなり好きでした。

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2024/08/13

オチのようなものはなく、日常に不可思議が入り込んだような世界観。読後に残る感じはなく、あまりはまらなかった。

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2024/07/26

何か起こるでもないのにとても怖い、という不思議な体験ができる本。 大きく分けて2作品が収録されている認識だけど、わたしの解釈ではどちらも「なんか田舎の風習って気味悪いよね」ということを言っている気がした。 祖父の田舎に行った時に、母から「おじいちゃんは蜂の巣から蜂の幼虫取ってその...

何か起こるでもないのにとても怖い、という不思議な体験ができる本。 大きく分けて2作品が収録されている認識だけど、わたしの解釈ではどちらも「なんか田舎の風習って気味悪いよね」ということを言っている気がした。 祖父の田舎に行った時に、母から「おじいちゃんは蜂の巣から蜂の幼虫取ってそのまま食べるんだよ〜!」と聞かされた時の感覚に似ている。

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2024/06/02

日常に紛れているちょっとした違和感をとても丁寧な描写で書かれていると思う。そのせいか「何でもない」事を勝手に色々妄想。面白かった。

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2023/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

芥川賞受賞作。 3つの短編集。 ■穴 夫の転勤で、義実家の隣の一軒家に住むことになった、あさひ。不便な田舎なので、非正規の仕事を辞めて、専業主婦に。子どもがいないこともあり、仕事を探そうと思うが、バスの便も悪く…ダラダラと過ごす。 田舎の暮らしに戸惑いながら、ある日、義母に頼まれ、コンビニにお金を払い込みに行く。その途中で、変な動物を見かけ、ついていくと、草むらの中で、突然穴に落ちる。すると、義実家の反対隣りに住むという奥さんに助けられる。 その後、全く知らされなかった夫の兄に出会い…中学のころから引きこもりなので、話題にされなかったのではないかと…。しかし、夫や姑などに、義兄の存在を聞くことができないでいた。 ある夜、眠れないでいると、物音に気が付き、外を見ると、義祖父がどこかへ出かけようとしていた。少し認知症気味でもあるので、心配になり、後をつけた。すると、義兄もついてきた。そして、義祖父が穴に落ち、あさひも同じ穴に落ちた。兄に手伝ってもらい、自分も義祖父も穴から出て帰る。その時、寒かったからか、肺炎にかかり、義祖父はまもなく亡くなる。 その葬儀にも、義兄は出席しない。 その後、あさひは、コンビニで働くことになる。 で、終わる。不思議なお話。 義兄の存在も、実在?幽霊? う~ん、何を描いて、何を伝えたいのかわからない。 ■いたちなく 実家の友人:斉木から結婚したと年賀状が届く。40歳を過ぎて、32歳の妻をめとり、築50年の家を買いリフォームして新居にしたと。 主人公は、不妊治療中。 春先に、斉木から電話があり、家にいたちが出て困っていると。そんな話から、妻と一緒に、斉木の家にシシ鍋をご馳走になりに行った。妻は、田舎育ちのため、シシ鍋の美味しさを知っていた。 斉木の家を訪問。シシ鍋をご馳走になる。 そこで、妻が、実家で行われたいたちの退治法を伝授。 その後、いたちは出なくなったらしい。 いたちの退治法は、母いたちを水に沈めて溺れさせる。死ぬ間際の鳴き声が、父いたちや子供いたちに向けて、この家は危ない、このいえにいると、水に沈められて死ぬよ、近づいちゃいけないと、知らせたと。 ここが、「いたちなく」のポイントですね。そして、ぞわっとする感じ…。 ■ゆきの宿 「いたちなく」の続き。 斉木の家の赤ちゃんが生まれ、車でお祝いに行った。 雪が降りだしたが、すぐやむだろうと思っていたが、本降りになって、帰宅困難に。結局、泊まることになった。 赤ちゃんの名前が「ゆきこ(幸子)」。 帰宅できなくなったと聞いて、近所に住むおばあさんが、お米の代わりにおからを入れたお稲荷さんを差し入れてくれる。母乳が良く出ると言う。 泊めてもらった部屋には、水槽がたくさんあり、珍しい魚を飼っていた。僕は、夜中、その魚に襲われる夢を見た。 翌朝、雪は止み、外で、近所のおばあさんに会うと… 妻のお腹に赤ちゃんがいると、予言?される。 まだ、わからないが、ちょっと幸せな気分になったかな。 う~ん。やっぱり、あまりよくわからない物語でした。 ブクログ内で、小説読了219冊。

Posted byブクログ

2023/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作の「穴」だけ読んだ。 このホラー感は何? 小学生の夏休みの不思議な体験の大人版という印象。 読んでいてずっと気持ち悪さがまとわりついてくる感覚がかなり良かったですね。 (追記) 「いたちなく」「ゆきの宿」の二作もかなり良かった。こちらのほうがまだ怖くなくて良かったかな なかなか読み解けていない部分もあるが、面白かったですね

Posted byブクログ

2023/08/21

暗くて不気味で怖い 登場人物がみんな怪しく感じる描写 でも表立って何も起こらない 気味悪がりながら続きを読んでしまう

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