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そもそも島に進化あり 生物ミステリー
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 技術評論社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784774182506 |
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そもそも島に進化あり
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商品レビュー
4.1
23件のお客様レビュー
島を愛しているから島に住む外来種を殺戮するという矛盾。初めは純粋に生き物が好きだっただけなのに、と今の自分と重ねてしまった。 本当に良い本だった、子々孫々に多様性の灯火を伝え、英知を永劫に享受したい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
鳥類の本、と思って読んでいると、これは島の本だとわかる。著者もその辺のところを狙っていたようで、鳥と島の漢字を並べておちょくってくる。油断ならない。タイトルだって、「そもそも鳥に」と間違えて買う人を狙っているのかもしれない。そして、あらかじめお伝えしておきたいのは、本の半分は「島」に関する定義に費やされているということ。決して「鳥」ではない。半分までついてこられないと、鳥の話にならない。しかしこの定義が非常に重要なので、飛ばし読みしてはいけない。 内容は所々ボケをかましてくるが、大体が専門的な話である。ノートをとるか、迷ったほどだ。よほど眠くない時に読まないと、内容が入ってこない。なお、挿絵の半分はボケに関するもので、こちらは一向に専門的ではないため、わかりやすくない。このネタを知っている人には、挿絵は必要ないだろうし。ほしい絵は、なかったりする。 川上先生は、離島の海鳥が専門で、とんでもない離島に出向いて、蝿を食べたり、海鳥のフンまみれになったりして冒険家さながらに活躍されていることは、よく知られている。なぜ離島なのか。それは離島では、進化の過程がわかりやすい状況が残されているから。しかも、それを説明するために、(イヤイヤながら)苦手な植物や昆虫にまで言及している。生き物は皆繋がっているので仕方がない。そして、島の生態系はとても脆弱であることを、心しなくてはならない。 ダーウィンの進化論もこういうことだったのか。眠くない時に読めば、もちろんわかりやすい。川上先生は自ら現代のダーウィンを名乗ってもいいと思う。怒られても知らんけど。
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「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」が面白かったので同じ著者 のこの本を続けて読んでみた。前者は門外漢ならではの外 からの視点が興味深かったのだが、今回は島嶼部で鳥類を 研究してきた著者にとってある程度「専門家」としての見解 が求められる本だったせいか、全体的に無難で真っ当な 「島」に...
「鳥類学者無謀にも恐竜を語る」が面白かったので同じ著者 のこの本を続けて読んでみた。前者は門外漢ならではの外 からの視点が興味深かったのだが、今回は島嶼部で鳥類を 研究してきた著者にとってある程度「専門家」としての見解 が求められる本だったせいか、全体的に無難で真っ当な 「島」について考える著作となっている気がした。もちろん 賛否両論であろう軽口は健在である。何か意地になって古い ネタをぶちこんで来ている気もするぞ(笑)。
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