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外来種は本当に悪者か? 新しい野生THE NEW WILD
定価 ¥1,980
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 草思社 |
発売年月日 | 2016/07/14 |
JAN | 9784794222121 |
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外来種は本当に悪者か?
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商品レビュー
3.4
23件のお客様レビュー
ニュー・ワイルド(新しい野生)をキーワードに、外来種浄化を主張する環境保護の自然観(熱帯雨林、湿地,サンゴ礁といった完成された不変の生態系で、生物は独自の役割を果たしている)を、リセットしよう。
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「研究者、ひいては世界は外来種を悪者としてしか見てない」って決めつけてる文体。 自分の前提を疑うという科学にあるべき基本的な視線が欠如した状態で捲し立てる事に反発を覚えた。
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よく在来種/外来種と区分けされるが、その線引きは極めて曖昧。長い時間軸で見れば皆外来種である。外来種の放埒の末、在来種が住処を奪われ姿を消すといった物語には馴染みがあるが、事実はそのような単純な二分法でないことが多い。その裏に隠れた変数、(主に人間による)環境の変化があり、外来種...
よく在来種/外来種と区分けされるが、その線引きは極めて曖昧。長い時間軸で見れば皆外来種である。外来種の放埒の末、在来種が住処を奪われ姿を消すといった物語には馴染みがあるが、事実はそのような単純な二分法でないことが多い。その裏に隠れた変数、(主に人間による)環境の変化があり、外来種がたまたま変化後の環境に適し、在来種は適さない場合に上記の物語が表面上正しく見える。「外来種は乗客であり運転手ではない」の例えが分かり易い。となると、在来種では生育できないような環境に果敢に立ち向かう、ヒーローとしての外来種像すら見える(コロナイザーとしての外来種の利点は強調すべきだ)。実際のところ、外来種は特に問題を起こさず在来種の中に馴染み、生物多様性に寄与するケースが多い。問題なケースも皆無でないものの、外来種は悪との決めつけは極論である(このような決めつけは流石に現代の生態学観ではないらしいが)。 また、そもそも維持すべき生態系・極相など存在しないのでは?エコロジカル・フィッティングの考えでは生態系は常に変化するものだ。従来の考え方では、生態系は精密な機械仕掛けのような共進化の賜物であったが、これは生態系の一部の要素でしかない。多くの種は環境に応じて主体的に進化するのみで、生態系にて求められる役割を果たすため進化などしていない。 手付かずの自然はほとんどない。原生林とは人間が放置したかつての農耕地である(地球上に原生林は最早ないと断言する者もいるくらいだ)。従って、あるべき姿、回帰すべき自然とは虚像かもしれない。生態系は今も止むことのない変化の途中である。目を向けるべきは、そんなニューワイルドである。
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