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水の歴史 「食」の図書館
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2016/06/01 |
| JAN | 9784562053230 |
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水の歴史
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
昔は水よりもアルコールの方が健康(安全)だと言われていた…ということにとても驚いた。 しかし読みといていけば昔の方々がいかに苦労し水を世の中に普及したたかが分かる。生活の中で当たり前すぎて気にしたこともなかったが、とても奥が深く面白かった。
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当たり前の飲める水のありがたさよ。人よりも水が好きな自覚があるためより強く思った。 確かに昔は病原菌の元になっただろうから大変だっただろうな。昔は沸かすことが大事だったからイギリスで紅茶が流行ったのもうなずける。(沸かすのは面倒だし夏は暑いよね…)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以下3点のキッカケで読む事になった『水の歴史』(イアン・ミラー)。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ❶『日本人はなぜ富士山を求めるのか』(島田裕巳)で水に関係する儀式(日本の禊ぎ、インドのガンジス川沐浴、古代ヒッタイトの沐浴)について知り、関連書を読みたくなった。 ❷『文明崩壊』(ジャレド・ダイヤモンド)や『国土と日本人』(大石和久)を読んで、「人間はある程度食べなくても生きれるけど、水がなくなったらアウト」という事が感覚的にわかった所でら水に関する歴史にどんなものがあるのか気になった。 ❸『サステナブル・フード革命』(アマンダ・リトル)で【水】が関係する争いを知り、関連書を読みたくなった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 今回に関しては❷がメインとなりました。 本書は欧米の水に関する歴史が主ではありましたが非常に勉強になりました。 ローマやエジプト、メソポタミアなど古代の文明国家で水管理システムがアチコチで見られるけれど、 時が流れるにつれて、 工業の発達による水汚染、水に関係する感染症の蔓延が発生。 「水よりお酒の方が安全」という考えを多くの人が持つ中、「水は人間にとって絶対に必要なもの」という事を知る医師、科学者、医療ライターの活動によって、 飲料水の普及が成し遂げられて今にいたる壮大な歴史は感動しました。 ただ、現代の水問題が深刻である事は考えさせられました。 本書が発行された2016年時点で、 ●地球の水の約97%は、浄水処理がなければ危険で飲む事ができない。 ●数世紀にもわたる技術革新にもかかわらず、海水を飲み水に変える方法はいまだ発見されていない。 という事がわかっており、 「文明とは、人間と水の終わりのない対話」という引用文は深かったです。 そして読み終えた今、「飲み水は天然資源と考えられがちだが、実際は人間がつくる製品と考えたほうが良い」という言葉はずっと頭に残っています。 「水は大切です」とよく言われるけど、 歴史を知るとより一層その中身がわかる気がしました。 今回欧米の水に関する歴史については知ったけど、他国ではどんなものなのか、現在の水事情は…といった所が気になっているので、 関連書読んで知りたいです。
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