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剣より強し(上) クリフトン年代記 第5部 新潮文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784102161418 |
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剣より強し(上)
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商品レビュー
4.2
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アーチャーの仕掛けた罠にまんまとはまってしまいました。その顛末は以下です。 前巻最後に、以下の描写がありました。 「その瞬間、轟音とともに激しい衝撃が襲ってきて、ドハティは嵐の中の木の葉の様に船室の壁まで吹っ飛ばされた。何とか立ち上がったとき、悲鳴が聞こえて、彼は笑みを浮かべた。果たして、アッパーデッキの乗客が何人生き残れるかは、想像するしかなかった」 この描写のある前巻最後の数ページは、そっくりそのまま本書の冒頭で繰り返されています。 処女航海中のバッキンガムに爆弾が仕掛けられて、爆発した時の描写ですが、実は船内ではなく爆弾処理班により船外で爆弾したことが明かされます。 しかし、実行犯でさえ船室の壁まで吹っ飛ばされる衝撃ですよ!? しかも、これだけの衝撃なのに、その後近くの国防艦の射撃訓練があった影響という説明に乗客が納得したのもありえないでしょう。 何が言いたいかといえば、仕掛けた罠がフェアではないということです。 さて、本巻には女性にまつわる重要な出来事もありました。 一つは、セバスチャンの素晴らしい彼女サマンサが彼から去ってしまう。しかも、セバスチャンらしからぬ行動が原因で。 もう一つは、選挙前のジャイルズの浮気、しかも東ドイツ出張中に通訳の女性と本気の恋愛をしてしまい、その後僅差で落選。落選後に、東ドイツまで彼女に会いにいくが、入管所長の質問「あなたの義弟がソ連で囚われた作家の釈放運動をしているが、あなたの立場は」に「彼の運動を徹頭徹尾支持しています」と侠気を見せる。もちろん、東ドイツには入国出来なくなる、ちゃんちゃん。 最後に、しつこい様ですが再度翻訳の話。 「私に否やのあろうはずがない」(p125) これが、普通の会話に出てくる表現ってありえないと訳者は思わなかったのか、それとも普段からこんな話し方をするのだろうか。とにかく、小説の翻訳は悪目立ちしないのが基本というのが鉄則なのに、なんか変に爪痕を残そうとしてない?
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面白くて面白くて、早く読みたくて読みたくて、たまらない。会社の戦略とか?、いやな奴をどうやってやりこめるんだろう、って、やりこめた時は、それはそれは爽快!ストレス発散。最高です。
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ソ連が葬り去ったババコフの著書のありかを知ったハリーは、モスクワに向かう。だが、そこに待ち受けていたのは異常極まりない国家の罠だった。一方、エマは宿敵と法廷で対峙することになり…。 J.アーチャーの70歳を超えてもこのストーリーテラーぶりには感心するけれど、いまどきソ連の話をさ...
ソ連が葬り去ったババコフの著書のありかを知ったハリーは、モスクワに向かう。だが、そこに待ち受けていたのは異常極まりない国家の罠だった。一方、エマは宿敵と法廷で対峙することになり…。 J.アーチャーの70歳を超えてもこのストーリーテラーぶりには感心するけれど、いまどきソ連の話をされても…。何だか登場人物たちの魅力が薄れていくような気がした。 (C)
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