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ヤギより上、猿より下
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2016/06/30 |
JAN | 9784163903330 |
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ヤギより上、猿より下
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商品レビュー
3.7
18件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
いや……。 いや、いや、いや。 これはダメだろ(笑) ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ 見て、この表紙。 絶対お子様が手に取るわ。 「パパ―、ママー、これ買ってぇ~」って本屋で子供が持ってきたら、平山夢明さんを知らん親だったら買ってしまうやろ。騙されるやろ。 いかん、いかん、イカ~~~ン!! だってあの平山夢明さんだよ! 子供が読んではいけない図書筆頭株主だよ。 読了した子供は健全に変の態の道に一直線だわ。 ま、まあそれはそれで将来おもしろい国になるか。 よその家のお子様なんか正直どうでもいいし。 でもこれって確信犯だよな~。 帯には子供のイラストに吹き出しで「ママ、僕もはやく大人になりたいなあ。」って。 さらに【どうぶつ好きあつまれ~】って。 隅っこに、 『デブを捨てに』の〈悪夢〉は、まだ終わっていなかったーー。 異才の作家、平山夢明・〈最悪劇場〉第二幕 とはあるが、明らかに子供に買わせる気まんまんだろ(笑) いいぞいいぞー、もっとやれー(^O^)/ 中身は短編四篇。 ・パンちゃんとサンダル おとうさんはおかあさんを殴っています。ぼくは。 ・婆と輪舞(ロンド) ババに雇われてる探偵は適当に娘を捜す。 ・陽気な蝿は二度、蛆を踏む 殺し屋は依頼を断れない。どうしても。 タイトルは伊坂幸太郎の陽気なギャングのパロディだろうか? ・ヤギより上、猿より下 とある最底辺の淫売宿の物語。 特にこの表題作の「ヤギより上、猿より下」はヒドイ(笑) チ〇ポだのマ〇コだの、もちろん伏字なしでガンガン出て来る。 なんや〈睾丸チューニング〉って(笑) 餅肌で窒息させる〈天城越え〉って(笑) 〈海綿ムニエル〉って(笑) どんな技や。 タイトルに首を傾げる諸氏もおられるでしょうから少し触れておくと、ヤギはそのまんま山羊で、猿はオランウータンで、どちらも変態に飼われていたペットで、淫売として仕込まれております。 経営が悪化した淫売宿にこの二匹が派遣されて客を取ることになります。 それまでいた三人のおばちゃん淫売は売り上げで山羊には勝つが猿には負けるという始末。 文字通り「ヤギより上、猿より下」となるのです。 さあ、そこから……。という物語。 表題作が一番しょうもないわ(笑) 陽気な蝿は切ないわ。 まあ、いずれもいつものとおり、黒くて、グロくて、ゲロくて、ど変態で、おもしろかったり、悲しかったり、くだらなかったり、なんだりかんだりでした。 良い子はパパとママにおねだりしてみてね。 ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
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平山夢明ワールド全開!!!!!の4つの短編集。 「パンちゃんとサンダル」 毎日のように母に暴力を振るう父に、怯えながら暮らす9歳のタクムと5歳の妹のアヤ。 毎晩聞こえてくる怒号に、クラスメートからは「ころしや」とあだ名をつけられる。暴力に耐えられなくなった母はタクム達を連れて無理...
平山夢明ワールド全開!!!!!の4つの短編集。 「パンちゃんとサンダル」 毎日のように母に暴力を振るう父に、怯えながら暮らす9歳のタクムと5歳の妹のアヤ。 毎晩聞こえてくる怒号に、クラスメートからは「ころしや」とあだ名をつけられる。暴力に耐えられなくなった母はタクム達を連れて無理心中をはかろうとする。みかねたアパートの住人の外国人アレキサンダルに、「お父さんを消してあげる」と持ちかけられるが・・・。 裏切られて知る自立。 「婆と論舞曲」 30年前に行方不明になった娘を今だに探しているババの話を聞き探偵まがいの事をして、生活しているバツイチのカイ。元妻から娘が家出をして行方不明になったと聞かされ・・・。 後味すっきり! 「陽気な蝿は二度、蛆を踏む」 ハードボイルド。洋画を見終わったような読了感。 出逢った時から死にたがっていた淫売のエミコは、何故か俺の子どもだけは絶対に堕ろそうとはしなかった。殺し屋が生業のウルマが、依頼されたキジマは、かつて愛したエミコが唯一産んだ子供であり、ウルマとの間に出来たであろう1人息子だった。 キジマの最期を見届けた、ウルマが車へ戻った時にメモ付きの最高級葉巻があった。 メモの「今までの、全ての誕生日に」に涙腺崩壊。 「ヤギより上、猿より下」 淫売宿に下働きに出された、おかず。個性的な姐さん達の世話をし、失敗を繰り返しながらも楽しく仕事をしている。売り上げが下がり、経営危機になった宿の女将が、苦肉の策として連れてきたのは、オランウータンのポポロとヤギの甘汁。 常連客達が人間と動物のどちらを選ぶのか、売り上げはヤギより上か?猿より下か? 内容は下衆い極まりないけれど、どんどん登場人物が愛おしくなる、それが平山ワールドの怖さであり、最大の魅力である。 ずっと1人で世話をしていた、おかずを身体を張って守るポポロ。最後にはウルっとするなんて、やっぱり平山さんは恐ろしい~!!
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・表題作は金カムの姉畑先生こちらですよーでした。 ・全世界観が好き。狂おしいくらい好き。 ・次は『あむんぜん』に着手しよう。
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