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『不思議の国のアリス』の分析哲学
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『不思議の国のアリス』の分析哲学

八木沢敬(著者)

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『不思議の国のアリス』の分析哲学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/06/01
JAN 9784062200790

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2016/07/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

 こんがらがってきた!  アリスの名前が出て「論理学」ではなく、「分析哲学」と書名についてるのは珍しいよな、って興奮したんだけど、誰に話してもその興奮が伝わらない。  そもそもですね、論理学、分析哲学、言語哲学の明確な違いが判らないんです。違いがあるかどうかもわからない。  読み物として面白かった。ただ、八章くらいまではさくさく読めたんだけど、九章「二人の自分」あたりからすげぇ時間かかりました。可能世界がなぁ。そもそも「形而上学」「形而上的」の言葉の意味がいまいちよくわからないままだから。「形而上的可能世界」「認識的可能世界」。形而上的な話と意味論をごっちゃにしたらあかん、とか。そのあたりをすっきり理解できるよう、説明してくれる本、ないかしらね。  「ふりをする」っていうことに対して可能世界とか持ち出してるけどさ、そもそも「ふりをする」ってそういうことかしら、っていう疑問がずっと残ってて。なんかずれてる気がするんだなぁ。「ふりをする」ってのは、飽くまでも「現実世界でそうであるというふりをする」んであって、「可能世界のうちの一つでそうである」ことを考える必要があるの?  すっごい回りくどく説明してある部分とか、好きなひとからすれば堪らんのやけど、興味ない人からすれば、「こいつ頭大丈夫か」って思われそうね。  抜粋。 ((略)――合理的態度はどうでもいいという読者には「グッド・ラック!」と言うしかない。)  ぐっどらっく!( ・`ω・´)b

Posted by ブクログ

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