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私の浅草 平凡社ライブラリー841
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 平凡社 |
| 発売年月日 | 2016/06/13 |
| JAN | 9784582768411 |
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私の浅草
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
これはハマる。亡祖母よりは年上だけど、もしかしてこうだったのでは?生前にもっと話を聞いておけばよかったな。懐かしい
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▼女優・沢村貞子(1906-1996)さんが1977年に発表した自伝的エッセイ。71歳のとき、ということになりますね。大まか80年代終盤くらいまで、息長く映画テレビで主に脇役を演じてきた大女優さん。加東大介、長門裕之、津川雅彦が血縁になります。 ▼名作と呼ばれるエッセイで、朝ド...
▼女優・沢村貞子(1906-1996)さんが1977年に発表した自伝的エッセイ。71歳のとき、ということになりますね。大まか80年代終盤くらいまで、息長く映画テレビで主に脇役を演じてきた大女優さん。加東大介、長門裕之、津川雅彦が血縁になります。 ▼名作と呼ばれるエッセイで、朝ドラ「おていちゃん」の原作でもある、ということは知っていて読みました。要は大正時代~戦前昭和、つまり1920-1930くらいの時期の、浅草の下町の、狂言作者の父の家に生まれた貞子さんの見聞したよしなしごと。歳時記的な、行事風習紹介的なことも多いですが、さらに言うと、その時代のその界隈の「女性たち」の生き様の話が多い。 ▼はっきり言って「女だから」というだけで不当に制限のある人生、選択肢の少ない人生、を歩まされてきた女性たちの姿が、そういう書き手の意識で静かな静かな熾火のような感情とともに淡く描かれている感じですね。 ▼自伝的エッセイですけれど、作者の沢村貞子さんが職業女優になってからのことは書かれていません。確か貞子さんは、恋愛結婚を駆け落ち同然にしたはずで、そして結局は職業俳優として大成して生涯をほぼ全うした、つまり当時で言うと自立経済力のあるレアな女性だったんですよね。そういう人生を歩んできた人が、70を過ぎて、高度経済成長後の時代に振り返る、戦前の浅草の女たち。そうとうなギャップがあって、そのギャップをかみしめるときにまた味わいが深い。 ▼個人的には、大正生まれだった祖母から耳で聞いて教わった「お寺の数え歌」というのがあって。 いちばんはじめは、いちのみや~ にまたにっこうとうしょうぐう~ と続く歌なのですが、これが沢村貞子さんの思い出に出てきたのに感動しました。活字で読んだのは初めてでした。
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- ネタバレ
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1908年浅草に生まれ、22歳まで浅草で過ごした沢村貞子さん。1989年に女優を引退、1991年海が見える湘南のマンションに転居、1996年没。「私の浅草」、2016.6発行。みんなからお貞(てい)ちゃんと。兄からは貞坊と。3つ上に兄(沢村国太郎)、3つ下に弟(加東大介)。
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